アイフルの過払い金返還請求事件

2008 年 12 月 11 日 木曜日 投稿者:mituoka

アイフルに対する過払い金返還請求事件を数多く受け持っていますが、最近のアイフルは過払い金を算出するにあたって独自の計算方法を打ち出した様子です。通常は過払い金が発生すると、以後の借入れは過払い金と相殺する(充当計算)のですが、アイフル側は「相殺をせず、過払い金と借入れを別々に計算し、最後に相殺する」そうです。なんともよくわからない方式・・・。アイフルの計算方法によれば当然に過払い金はかなり減少します。

あるかたの過払い請求事件において、通常ですと「95万円」の過払い金が、アイフル側は「55万円」と主張してきました。「その計算方法は受け入れることはできない」と回答すると「どうしてですか?」と聞かれました。「・・・・。」 正当な計算に基づいた請求をしているのはこちらなので「どうして?」と言われるとは夢にも思っていなかったから一瞬返答に窮しましたが「最高裁で確立した計算方法しか受け入れられません」と答え、結果、こちらの主張をあちらが呑んだのですが、過払い金の額を減少させるためにいろんな手を考えてくるものです。

また、過払い金の返還される期日については「和解日の三ヵ月後」という返答がされます。

※上記は平成21年1月現在の状況です。
※平成21年2月現在、上記のような計算をアイフルが主張することはなくなりました。

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コメント / トラックバック 4 件

  1. 須藤 より:

    昨年の11月からアイフル他2社への過払い金返還請求をしております。他の2社は、スムーズに和解し、返還も終了しましたが、アイフルだけは、遅々として進まない状況が続いております。今回、貴事務所のブログ記事を拝見し、アイフルは長期戦になるものなのだと言うことが分り、たいへん参考になりました。ありがとうございました。

  2. mitsuoka より:

    須藤様
    ご連絡いただきましてありがとうございます。
    私の記事がご参考になってのであれば幸いです。
    アイフルも、案件によっては短期で決着がつくものもあろうかと思います。
    おそらく、いくつかの争点がおありなのでしょう。
    ご健闘を祈ります。
    誠にありがとうございました。

  3. 愛知 より:

    はじめまして 自分も過払い請求を司法書士さんにお願いして 85万円の過払いがでたのに35万円で和解といわれました
    司法書士さんが 力がないのか35万円和解をした方がいいと言われたので はいと返事にしましたが 何か不に落ちません

  4. mitsuoka より:

    コメントをいただきましてありがとうございます。

    和解金額については各司法書士の方針がありますのでなんともコメントできません。

    しかし、相手先会社によっては少額による和解を急いだほうがいいケースもあるかもしれません。

    ご依頼なさっている司法書士に詳しい事情の説明をお求めになればよろしいかと思います。

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