弁論準備手続(電話会議)にて和解 オリコ過払い訴訟

2010 年 10 月 8 日 金曜日 投稿者:mituoka

 オリエントコーポレーション(以下、オリコと略す)に対する過払い金返還訴訟

 101号法廷にて第1回目の口頭弁論、被告オリコは欠席

 本件に実質的な争点は皆無で、他の多くの過払い訴訟同様、敗訴する可能性はゼロに等しい

 事前に提出されたオリコの答弁書には

 「事実関係を調査のうえ、認否する」

 「第1回弁論期日には出頭できませんので、答弁書の擬制陳述をお願いします」

 と書かれている

 通常、このような答弁書が出されていれば争点はなくても一応は第2回目の期日が設定され、続行されることが多いのだが、今日の裁判官は進行は違った

 たくさん事件を抱えてらっしゃると見えて、早期に解決したいらしい

 「先生、まだお時間があれば、電話会議の方法で弁論準備手続に移りたいんだけど

 「私は大丈夫です

 約15分後、ラウンドテーブルの102号法廷に場を移し弁論準備手続開始

弁論準備手続とは・・・
原告・被告双方の当事者(訴訟代理人)が出席し(今回のように電話会議形式での出席も可能)、後日行われる口頭弁論期日における証拠調べに向けて、争点・証拠整理をする手続き。和解に向けての話合いがされることもある。公開が原則の口頭弁論期日とは違い、裁判所が相当と認める者のみが傍聴することができる(制限的公開)。

 裁判官、書記官、司法委員2名、原告代理人(私)がテーブルにつき、スピーカーとマイクを使って東京にいるオリコの代理人(社員)が参加

 結局、過払い金元金に少しの利息を付加してもらい45万円の返還ということで、アッと言う間に話がまとまり、その場で「和解に代わる決定」が読み上げられた

 早期に解決することができ、裁判官には感謝するのみ

 しかし、電話会議中、私の出番はほとんどなし

 私の言いたいことは、裁判官がすべて言ってくれた

 語弊があるかもしれぬが、いわば、裁判官が原告代理人を兼任してくれたようなものだ(かなりオーバーな表現です)

☆武富士・借金問題等に関する無料電話相談054-251-2681
☆司法書士法人 静岡 (旧 三岡司法書士事務所)  ・ 葵区二番町

他の債務整理関連サイトのご紹介(2件)
 過払い金請求ガイド   司法書士法人静岡

コメントをどうぞ

*