風と共に駆けぬ ~有馬記念 ダイワスカーレット優勝 ~

2008 年 12 月 28 日 日曜日 投稿者:mituoka

 ダイワスカーレットはやはり強かった。ウオッカらのいない今回の相手関係から考えて圧勝して当然だとは思いますが、それにしても見事な勝利でした。他の人気馬スクリーンヒーローやメイショウサムソンは逃げるスカーレットを意識して早めに捉えにいったが捕まえ切れず、逆に末脚を失くして惨敗。これもスカーレットの強さの証明です。気楽に走った人気薄アドマイヤモナークが2着で漁夫の利を得る結果となりました。

 ウオッカが64年ぶりの牝馬ダービー制覇なら、こちらは牝馬37年ぶりの有馬制覇。ウオッカとスカーレットの並外れた強さはチューリップ賞で確信していた私ですので(過日のブログを参照ください)これらはさして驚くことではないのですが、過小評価され続けたスカーレットがようやく混合G1を勝ててホッとしています。それにしても単勝260円はつきすぎ。100円元返しでもいいぐらいです。

 スカーレット、来年は海外が舞台。更なる試練に立ち向かっていく姿は映画「風と共に去りぬ」のラストシーンでのスカーレット・オハラを思い起こさせます。凱旋門賞でウオッカとワンツーフィニッシュ、なんてことになれば最高です。

 また、この勝利でダイワスカーレットの母スカーレットブーケは産駒G1通算9勝の新記録達成。18年前のオグリキャップ引退式当日のクイーンカップでスカーレットブーケが武豊を背に圧勝するのを府中の客席から見ましたが、あの馬がこんな偉い母になるとは・・・。感激です。

コメントをどうぞ

*