ところ変われば

2011 年 3 月 8 日 火曜日 投稿者:mituoka

 こないだラジオで聴いたのだが、ツール・ド・フランスという自転車競技はレースがいくつかのステージに分かれており、その総合成績でチャンピオンを決めるらしい

 もちろん各ステージごとの優勝者も歴史に名を刻む栄誉を得るのだが、総合優勝を狙える真の強豪はステージ優勝を若手に譲るケースがあるという

 つまり、トップで走っていた選手がゴール寸前でスピードを緩め、後続の若手に先にテープを切らせるというのだ

 こうした行為はフランスではフェアプレーとして称えられる、とラジオが言っていた

 私は思った

 これを日本でやろうものなら、「八百長」として責められること必至・・・

 すぐに調査が入るだろう

 まさに ところ変われば、である

 フランス国民は心が広い

 さて、今日は午前10時から清水簡裁でプロミスとの裁判

 実はこの事件、先日プロミスと話がまとまり、解決金110万円を6月に支払ってもらうことで手は打ってある

 その結果を「和解に代わる決定」という形で終わらせるために出廷

 裁判というと、法廷において原告と被告が対決するかのようなイメージを持つ人が多いだろうが、今日みたいなのは対決ムードなど一切ない、いわば「出来レース」

 結果は始めからわかっていた

 でも、これは「八百長」の類ではなく、原告のために必死に戦って勝ち得た成果を上申しているもの

 誤解のないようお願いします

コメント / トラックバック 2 件

  1. ichi より:

    ご無沙汰しております。
    誤解はしてませんが、どうでもいい突っ込みを。

    自転車のくだりの話ですが、自転車の団体競技は
    かなり特異なルールになってます。
    私もそんなに詳しいわけではないのですが、
    八百長とはちょっと結びつかないかなと。

    この本読むと団体自転車競技が分かりますよ。
    団体自転車競技はまさにタイトル通りなんです。
    「サクリファイス」近藤史恵著 

  2. mitsuoka より:

    ichi くん

    お久しぶりです。
    コメントをありがとう。

    自転車競技についてはまったく詳しくないが、俺がこの文章で言いたかったのは、相撲界は「八百長、八百長」と騒ぎ立て過ぎているのではないか、ということ。
    自転車競技への批判ではなく、日本国内の世論に対して皮肉を込めて書いた。
    拙文だったので意図が伝わらなかったのだろう。

    舞の海が記者会見で語った通り、相撲は純然たるスポーツとして捉えられないものだろう。
    人情相撲があっていい。

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