過払い金をアテにしないでください

2012 年 2 月 2 日 木曜日 投稿者:mituoka

4年ほど前の話です

過払い請求の依頼者から電話がありました

まだ過払い金は入ってこないですか?

業者との和解では、今月末に支払われることになっていますのでお待ちください

わかりました、でも確実に過払い金をもらわないと大変なことになりますからよろしくお願いします

大変なこと、とおっしゃいますと?

その過払い金をアテにして、新車を購入する契約をしたもので

えっ!?

その依頼者は、たしか6~7社に対して過払い金返還請求訴訟を起こし、合計で500万円余の過払い金(和解金)を手にする予定でした

新車を買いたくなる気持ちもわかります

しかし、たとえ裁判上で和解できても、約束の支払い日までに先方が破綻したら、和解金額は返ってきません(武富士がいい例です)

また、(和解ができず)勝訴判決を取っても、すぐに支払ってくる業者ばかりではありません(控訴される例も多々あります)

このかたの場合は、全額約束通り回収できたので事なきを得ましたが・・・・

まずは、実際に和解金(細かく申せば、そこから司法書士報酬を差し引いた金額)をお受け取りになってから、お金の使い道について考えてみてください

 

 

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コメント / トラックバック 4 件

  1. 大阪の司法書士 より:

    この手の話は、私も経験があります。

    私の場合、○○円の過払になっていますよと説明しただけなのに、翌週には、「テレビを買いたいから早く回収してくれ、回収できていないなら、あんた(高田)が立て替えてくれ」なんて言われた経験があります。

    この事件以降、過払が発生している依頼者には、回収には時間と手間がかかると、うるさいくらいに説明するようにしています。

  2. mitsuoka より:

    高田先生

     コメントをいただき、ありがとうございます。

     やはり同じような例があるのですね。

     そうそう、「立て替えてくれ」という話もよくあります。

     おっしゃるとおり、受任の際に、ご依頼者に対して、そこらへんのところをしっかりと説明しておくことが肝心だと思います。

     今年の冬は寒いですね・・・
     
     おそらく大阪は静岡より更に寒いでしょうが、お互い頑張りましょう!

     また、コメントをください。

     ありがとうございました。

                      三岡

     

  3. 熊本人 より:

    初めまして。先生のブログ、いつも楽しみに拝見しております。
    私は貧乏で時間はあったので、本人訴訟をやってる一般人です。

    しかし、やはり慣れぬことで心労が重なっています。
    何度もイライラが募り、不眠と不整脈が出て悩みました。
    プロの凄さ、実感しています。

    お金が無いのに欲が先走る、これがやはり借金の原点ですよね。
    不惑間際で、やっと気が付きました。
    最近は欲も枯れたのか、一歩手前で止まれるようになりました。

    確実な手持ちがなければ、そんな買い物をすべきではないのですよね。
    今、10年落ちのワゴンをコツコツ直す趣味を見つけて楽しんでいます。

    ”山より大きな獅子は出えへん”という歌詞はありますが、山どころか恐れを知らず膨れて行くは、人の欲望。

    敵は自己自身だった、ということですね^^;

  4. mitsuoka より:

    熊本人 様

     コメントをいただきまして、ありがとうございます。

     体調を崩されたとのこと、何卒御自愛ください。

     また、訴訟の成功を祈っています。

     熊本人様の文章は、多くの多重債務者のかたに読んでいただきたい内容です。

     私が皆さんに申し上げたいことを、代弁していただきました。

     私もかつて、キャッシングをしていた時期がありました。

     キャッシング可能残額を、あたかも自分の貯蓄額であるように錯覚していました。

     私自身の経験と、この仕事を通じて知ることができた依頼人からお聞きした生活体験を通じ、(熊本人さんのおっしゃるとおり)、私たちは「確実な手持ち」の範囲内で、身の丈に合った生活をすべきだと実感しています。
     
     話は変わりますが、私の妻の実家が熊本ですので、熊本には頻繁に行きます。

     今や「第二の故郷」です。

     熊本にお住まいのかたから、こうしてコメントをいただき、とても心が暖まりました。

     できれば今後も、私のブログをお読みいただき、時折コメントをいただけたら幸いです。

     ありがとうございました。 三岡

     

     

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