ＤＭにはご注意を
2009 年 3 月 6 日 金曜日 投稿者：mituoka静岡市在住Ａさんの自己破産申立を受任してから２ヶ月が経ちました。
先日、そのＡさんが私の事務所に飛び込んできました。
「業者から家や職場にも催促の電話が入ってきます。なんとかしてください」とのこと。２ヶ月前に各社へ受任通知を送って、催促をストップしたはずなのにどういうことなのか？
話を聞いてみると、Ａさんは１カ月ほど前に違法業者（貸金業登録をしていない業者、いわゆるヤミ金）数社からお金を借りてしまい、その返済に窮しているらしい。まだ自己破産申立をしていない、官報掲載もまだなのにＡさんのところには違法業者からＤＭ（ダイレクトメール）がたくさん届いたということです。Ａさんは１５年ほど前にも一度自己破産を経験しているのでそれが原因かと思われますが。
そのような業者からは絶対に借入れをしてはいけません。払っても払っても、利息・人件費・手数料などと理由をつけて、いつまで経っても完済させてくれないのです。まさにアリ地獄です。
最近は以前よりかなりマシになりましたが、私が電話しても「法律なんて関係ない。俺は法律のない世界に生きている。あんたが電話してきても無駄だ」などと平然と言ってくる業者が今でも存在します。そのような業者からの催促をストップするにはご本人の根気・勇気も必要となります。また、いわゆるサラ金業者（登録業者）と違い、支払い過ぎたお金が返還されることはまずありません。
ＤＭと違法業者にはご注意を。
（参照くださいhttp://clearing.fsa.go.jp/kashikin/index.php）
