イブンベイ

2012 年 10 月 11 日 木曜日 投稿者:mituoka

昨日のバンブーメモリーの項で、

平成元年のジャパンカップが殺人的な超ハイペースだったことを書いた。

同レースは距離2400Mなのだが、

あのときの1800Mにおける途中通過タイムが、

サクラユタカオーの持つ1800Mのレコードタイムを上回っていた事実からも、

凄まじさがおわかりいただけると思う。

あのレースで先頭に立ち、

そのハイペースで引っ張り続けたのがイブンベイである。

1984年、イギリスで生まれたイブンベイは現在28歳。

オグリキャップより1歳年上だ。

1987年度イタリア最優秀3歳牡馬、

1989年・1990年度ドイツ最優秀古牡馬の栄誉に輝いた。

種牡馬としてはタイキヘラクレス、マイネルガーベ等を輩出。

現在は功労馬として、北海道のビッグレッドファームで余生を過ごしている。

陽の光に輝く栗毛の馬体の美しさは現役当時のまま。

しかし、近くでみるとさすがに馬体は痩せ細ってきている。

動きもとてもスローだ。

左後ろ足の腫れが目立つ。とても痛々しい。

(素人考えだが、フレグモーネというやつかもしれないと思った。)

でも、ビッグレッドファームのブログを読むと、(病名はハッキリ書いてないが)

イブンベイ自身はその腫れと上手に付き合って生活しているとのこと。

特に治療も施していないというから、見た目ほど重症ではないのだろうか。

 

オグリキャップと共に走った馬の中で、今も生き残る数少ない一頭。

無理せず、のんびりと、これからも長生きしてね、イブンベイ。

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