JAL
2013 年 2 月 21 日 木曜日 投稿者:mituoka
18日の参議院予算委員会でも話題にのぼったJAL再建にまつわる諸問題。
特に気になる点は二つ。
日航に多額の資金援助をした企業再生支援機構は、平成21年に中小零細企業を支援するために設立された官民出資の株式会社だったはず。JALのような国際的大企業の再建に、同社の資金が投入されたことはどう見てもおかしい。
しかし、法律(株式会社企業再生支援機構法)には『中堅・中小企業その他の事業者の事業再生を支援することなどを目的とする』と定められており、『その他』にJALが含まれると開き直られたらそれまで。
国民の血税を投入する際に、このような恣意的運用が許されてしまう現状は明らかに『法律の不備』と言えよう。明確で厳格な法文に改正することが現政権の急務だと考える。
そしてもうひとつは、JALの東証再上場の半年前に行なわれた京セラなどに対する株式の「第三者割当増資」。世間でも広く知られていることだが、再上場されたことで株価はたしか約2倍に跳ね上がった。京セラとJALとの関係もご存じのとおり。
未公開株については「インサイダー取引」という概念はないという言い訳もあろうが、これも国民感情として、どう考えても納得できない。
こんなことを言う僕は、国内線も国際線もJAL派で、結構なヘヴィーユーザー。
マイルの恩恵を受けて、この週末も搭乗する予定です。
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