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2013 年 7 月 26 日 金曜日 投稿者:mituoka

午前11時から掛川簡易裁判所における裁判。

オリコに対する過払い請求訴訟の第1回口頭弁論。

例によって、僕は原告代理人として出廷。

そして、(これまた例によって)被告オリコが不出廷のため、第2回期日へ続行となった。

 

さて、同時刻には僕の事件のほか、2件の口頭弁論が用意されていた。

いずれも立替金請求事件で、カード会社が原告、被告は一般の女性だった。

 

それはまだ午前11時前、裁判官が入廷する前のこと。

 

被告の女性たちと僕が、傍聴席で待機していると書記官が「〇☓さん、どうぞ入廷して、被告席に腰かけてください」と促した。

しかし、書記官は〇☓さんに対し、それ以外の言葉を発しなかった。

 

〇☓さんはどこに座っていいのかキョロキョロ・・・。

 

ようやく被告席を探し当て座ったものの、彼女はやっぱり落ち着かない様子。

 

そりゃそうだろう。

 

彼女を訴えた原告と向き合い、書記官や司法委員が高いところから眺めている法廷は、彼女にとって居心地のいい場所などではあり得ない。

 

そしてきっと、まだ裁判が始まっていないこと、つまりは、みんなして裁判官の到着を待っている状態に過ぎないことを彼女はわかっていない。

 

どうしてみんな黙っているの?

いつになったら解放されるの?

 

裁判官が来るまでほんの3分。

でも、彼女にとっては人生で最も長い3分間だったはずだ。

 

 

 

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