同胞

2013 年 10 月 7 日 月曜日 投稿者:mituoka

オリンピック開催地決定のときも東京が最有力と聞いて、

「落選したら面白いな」

とひねくれた。

 

今回も日本馬強しの下馬評が高まるにつれ、

「日本馬っていったって、すべてのサラブレッドの祖先は欧州じゃないか!」

と冷めた感覚が沸き起こっていった。

 

そんな僕だけど、キズナの武豊がいつもより早めに仕掛けて上がっていったとき、

「まだ動くな!」

とテレビ画面に向かって叫んだ。

 

オルフェーヴルもキズナも、前を行く馬には到底届きそうにないことがわかったとき、ゴールはまだまだ先なのにテレビのスイッチを切った。

 

放心状態がしばらく続き、そして、気付いた。

 

自分も日本人、そして、彼らもまた「日本馬」だった。

 

お疲れさま。

 

無事に帰ってきてください。

 

 

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