他社サイト履歴、楽天が広告利用

2009 年 8 月 21 日 金曜日 投稿者:mituoka

 楽天が同社の検索サイトにアクセスした利用者のパソコンから、他社サイトにアクセスした履歴に関する情報を収集し、広告配信に利用していることが判明し、行政や消費者団体なども巻き込んで問題視する声が強まっている。この行為自体に違法性はないが、「情報が勝手に収集されて気味が悪い」などという利用者の声に加え、インターネット広告事業者なども「広告価値を下げる」と批判している。問題が指摘されたのは、楽天が昨年6月から自社の検索サイト「インフォシーク」に導入した「楽天ad4U(アドフォーユー)」と呼ばれる広告配信システム。これは、インフォシークを訪れた利用者のパソコン上のブラウザ(閲覧ソフト)内に蓄積された他社を含む過去のサイト閲覧履歴を15種類に分類。楽天がその情報に基づき、利用者の閲覧履歴に合わせた分野のネット広告を配信する仕組み。楽天は今後、グループ内の他のサイトでも、このシステムを適用させる計画だという(産経新聞より)。

 インフォシークほどの「準公的機関」であるならば違法性のみならず社会適合性をも考慮すべきだと考えます。
 つい先日お伝えした「家賃滞納者のブラックリスト化」が一時見送られた件のように、各方面から疑問視する声が挙がっているのならば廃止する方向に動くべきでありましょう。

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