北京大学の『聴講猫』
2009 年 10 月 7 日 水曜日 投稿者:mituoka【サーチナ10月6日配信】
このところ、中国の「猫ファン」の話題になっているのが、北京大学の「聴講猫」だ。学内に住み着き、講義に出席するのが日課という。中国ではさまざまなブログが、「聴講猫」の話題を取り上げた。北京晩報が5日付で伝えた。
どこで生まれたか、とんと見当がつかぬが、2004年ごろから学内にいるという。名前はまだない。茶色っぽい毛なみにすじがある、いわゆる「トラ猫」。尻尾が欠けているので、以前に虐待を受けた可能性がある。北京大学に来てからは、学生という種族に取り囲まれているが、捕まえられどうこうされることもなく、餌を与えて食わせてもらっている。
お気に入りの講義は哲学や芸術論。ときおり、教師の方を見つめ、「分かった」というように、うなずいていることもあるという。ただし、「経済学原論」の講義に“出席”した折には教卓に飛び乗り、プロジェクターに自分の影を写して講義を妨害したこともあった。教師も「こいつは、為替変動の問題に興味があるのかなあ」と苦笑した。
喉が乾くと洗面所に行き、洗面台に飛び乗り前足で蛇口をひねる。驚いたことに、飲み終わると再び蛇口をひねって水を止めてから洗面台の下におりる「礼儀作法」をわきまえている。
北京大学では学生も教師も、この「聴講猫」に極めて友好的。一緒に講義を受けることでリラックスすることもでき、「聴講猫」は得がたい“学友”だという(以上)
ニャンとも微笑ましい話題です。