ラストランを飾れ 名牝ウオッカ

2009 年 11 月 27 日 金曜日 投稿者:mituoka

 29日(日)は東京競馬場でジャパンカップが開催される。今年は英国から超大物コンデュイットが参戦。キングジョージを勝ちブリーダーズCを連覇した勢いは過去に参戦した外国馬の中でも一番ではないか。日本勢も実力馬が目白押し。稀に見るハイレベルな1戦になりそうだ。

 ウオッカが登録してきた。一昨年のダービーを勝った舞台。勝機はある。まったく根拠はないが、快勝か惨敗かどちらかのような気がする。これが引退レースになるだろう。ここ2戦、不本意なレースが続いているが勝ち馬との差はほとんどなかった。調子が落ちているとは言えない。展開次第で勝ち目はある。勝ってほしい。

 武豊騎手に替わりC・ルメールに最後の手綱が任された。これだけコロコロとジョッキーの交替があった名馬も少ない。そして、有馬記念を勝って引退した大物はオグリキャップ・シンボリクリスエス・ディープインパクトがいるがジャパンカップを勝って引退した日本馬はいない。ここで勝つことが、すべてにおいて規格外であったウオッカにもっとも相応しい。

 ウオッカとダイワスカーレット。ともに数十年に一頭の名牝。彼女たちが同級生だったことは奇跡。楽しい3年間だった。ウオッカがジャパンカップを勝って引退するのは奇跡ではない。これは必然。奇跡を形成する要素のひとつに過ぎない。

 最後の直線を突き抜けろ!

 勝ってくれ、ウオッカ!

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