突然の訃報

2009 年 12 月 25 日 金曜日 投稿者:mituoka

 ある弁護士が先日お亡くなりになった。

 当事務所と長年お付き合いくださった先生。父の前職場の先輩でもある。

 好々爺、と言ったら失礼かもしれないが、柔和な笑顔が印象的だった。

 裁判についてのアドバイスをいただいたこともある。

 先月の26日、まだ仮庁舎だった静岡の裁判所で先生を呼び止めた。

 「先生、お世話になります!」

 「おぉ~三岡さん。いやぁ~立派になって。お父さんもお喜びでしょう。これからも頑張ってね」

 いつにも増して柔和な笑顔だったが、先生の言葉にちょっとした違和感を覚えた。

 別に何年もお会いしていなかったわけではない。

 死期が近いことをすでに悟っておられ、最後のエールだったのか。

 後から知ったが、その日先生は多忙を極め、とてもハードな一日だったらしい。

 それでも足を止め、私に優しい言葉をくださった。

 楽しみにしていた裁判所新庁舎の完成を見ることなく逝った先生

    ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

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