司法書士が債務整理報酬9000万円脱税の疑い

2008 年 12 月 12 日 金曜日 投稿者:mituoka

債務整理などで顧客から得た報酬を隠し、所得税約9000万円を脱税したとして、東京国税局は12日までに司法書士(38)を所得税法違反の疑いで東京地検に告発した、とのことです。その司法書士は東京都港区で開業中、2007年までの2年間に多重債務で相談した顧客から得た報酬のうち一部しか申告せず約2億4000万円(!)を隠した疑いが持たれています。

先日、弁護士が債務整理業務を事務員に任せっきりにして数ヶ月間の世界一周旅行を楽しんでいた例を紹介したばかり。今度は司法書士です。脱税額が巨額だけに非常に悪質です。政治家、法務省や弁護士会あたりから『やはり司法書士なんかに裁判代理権をあげるんじゃなかった』とか、『司法書士は法律家としての資質に欠ける』とかいう声が聞こえてきそうです。ほとんどの司法書士は真面目に働いているのですが、このようなニュースは司法書士界全体の信頼失墜につながりかねません。非常に残念です。

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