2008年の総括 秋の天皇賞がすべて

2008 年 12 月 12 日 金曜日 投稿者:mituoka

有馬記念はダイワスカーレットが圧勝するものと信じて、早くも今年の競馬界の総括を述べてみます。なんといっても女傑決着となった秋の天皇賞、これが今年のすべて、いや21世紀最大のハイライトでした。自慢話になりますが、ウオッカとスカーレットのこの名勝負、なんと私は1年半以上前に予言していたのです!これは虚言ではありません。

昨年3月のチューリップ賞(ウオッカがスカーレットを首差退けたレースでした)の後、ファン・マスコミは「やはりスカーレットじゃウオッカに勝てない。桜花賞はウオッカが断然」という評価を下しました。しかし私は友人に「ウオッカも強いがスカーレットは強い!こんなに強い馬とは思わなかった。この2頭は牝馬の枠を超えた名馬になるはず。」と宣言しました。理屈じゃありませんでした。レース中この2頭の力強さ、体からあふれ出すオーラが今まで見たことの無いものに感じたのです。それに加えて「桜花賞はスカーレットが逆転するよ」と予言。結果はご存知のとおり。そしてダービー。「桜花賞で牝馬(スカーレット)に完敗した馬が牡馬を相手に勝てるわけない」というムードでしたが私は「ダービー馬の称号にふさわしいのはウオッカしかいない。桜花賞は負けたが相手がスカーレットだったから。ダービーは桜花賞より格段にメンバーが落ちるよ。」と言いました。友人は「バカな・・・。」と呆れ顔でしたがウオッカは64年ぶりの牝馬によるダービー制覇を圧勝で成し遂げたのです。

その後スカーレットは牝馬変則3冠に輝き、ウオッカは今年の安田記念をまたも牡馬相手に圧勝しました。そして迎えた秋の天皇賞、常識を覆す牝馬によるワンツー・フィニッシュ。ウオッカ、ダイワスカーレットは間違いなく「牝馬の枠を超えた歴史的名馬」になりました。思い出しただけでも涙がでてくるレースというのは滅多にありません。あの感動はずっと忘れないと思います。

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