武富士との過払い訴訟 弁論準備手続

2010 年 6 月 18 日 金曜日 投稿者:mituoka

 午後1時半から被告武富士の過払い訴訟が3件あった

 3件ともに本日が3回目の口頭弁論

 昨夜遅く、武富士から準備書面が届いていたが、以前に提出された準備書面とほぼ同内容

 挙句の果てに、本日の法廷でも、被告代理人が、56ページ(!)に渡る準備書面を提出してきた・・・

 裁判官もお困りの様子で
 「第1準備書面と昨日出された第2準備書面、それから今日出された書面、どこがどう違うの?
 「第1準備書面を撤回するということでいいの?
 出廷した武富士社員に問うが、

 「すみません、以前の準備書面がどういうものかわかりませんので・・・
 という返答

 社員は武富士の「代理人」として入廷を許可されたはずだが、
 これでは「使者」どころか「ガキの使い」に等しい

 ラチが開かないと、裁判官は弁論準備手続を命じた

 101号法廷から102号法廷へ移動

 被告東京本社の担当者が新たな代理人として電話で参加

 「おたくが今日出された長~い書面は何の意味があるの?
 半ば飽きれ気味の裁判官の問いに

 「えっ?今日それを出しているんですか?
 と言う

 別件で出すはずだった書類を、静岡の担当者が誤って持ってきたのだろうか

 裁判官も司法委員も、そして私も、開いた口が塞がらない

 本社と静岡支社との連携が取れていない模様

 とにかく、最近の武富士は訴訟遅延目的で
 「デタラメな書類でいい、なんでもいいから、何か反論として提出しておけ!」という姿勢

 だからこんな失態が起きる

 また、裁判官もお怒りになっておられたが、こんな作戦ばかりやっていると裁判所の武富士に抱く印象は悪くなるばかりで得はない

 今までのように、一応の反論を出しておけば最低1回は期日続行になるとは限らず、実際のところ、最近の武富士の過払い訴訟は、1回で結審する例も多い

 続行しても無駄なのだから仕方がない

 全国で毎日たくさんの訴訟に追われ、対応に苦慮しているのはわかるが、もう少し作戦を変えてみたほうがいいと思う

 そして、出廷なさる代理人の多くは、おそらく、本社からまったく事件の概要を知らされていないのに加え、書類提出についてもほとんど関与していないにも関わらず、武富士の「代理人」として扱われ、公衆(傍聴人)の面前で、裁判官に叱られる憂き目に遭う

 とても可哀そうだ

 武富士さん、ぜひご一考を

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