さらば友よ 師よ オグリキャップ逝く

2010 年 7 月 5 日 月曜日 投稿者:mituoka

 オグリキャップが死亡しました。

 親友のような、恩師のような、大きな存在でした。

 同世代のファンの多くは、同じような思いを抱いてらっしゃるはずです。

 オグリが中央競馬に在籍した昭和63年から平成2年までの3年間は、国内外ともに激動の時代の真っただ中でした。

 昭和の終焉、中国天安門事件、東西ドイツ統一、そしてバブル崩壊・・・。

 それらの大事件に勝るとも劣らず、オグリのドラマチックなレースの数々は、私たちの脳裏に深く刻み込まれました。

 ハイセイコーを知らない筆者にとって、彼こそが、唯一無二の「怪物」でした。

 この5月から、オグリキャップの見学が再開されたと聞いたので、今夏は北海道へ行こうと決めていた。

 ちょうど20年ぶりの「再会」を目前に、僕は胸躍る毎日を過ごしていました。

 そこへ突然の訃報。

 まったく信じられません。

 心に大きな穴が空いてしまいました。

 しかし、受け入れるしかありません。

 辛いときでも一生懸命がんばれ!と教えてくれたのはオグリでしたから。

 みなさん、気持ちを切り替えましょう。

 オグリキャップは幸せな馬でしたよね。

 多くのサラブレッドが、行く先もわからず処分されていく中、25歳まで長生きできたのです。

 オグリはきっと天国で、一足先に旅立った池江敏郎さんに、また世話をしてもらえることでしょう。

 タマモクロスもいる。今度はレースではなく、一緒に仲良くのんびり駆けるといい。

 よかったな、オグリ。 

 あっちに行っても、きっと、さびしくはないよ。

 でも、20年前の年の瀬、こっちで沸き起こった、お前の名を連呼する18万人の叫びをいつまでも覚えていてくれよな。

 鈴木淑子さんの言葉ではないが、あの日僕らは、「一生分の元気」をもらったよ。

 本当にありがとう。

 オグリキャップよ、どうぞ、安らかにお眠りください。

コメント / トラックバック 2 件

  1. ichi より:

    オグリの後を追って三岡さんも逝ってしまいそうな
    勢いですね(笑)熱く語ってくれた有馬記念を思い出します。

  2. mitsuoka より:

    ichi くん

    どうもありがとう。
    そうか、あの有馬記念をichiくんにも語っていましたか・・・
    まったくお恥ずかしい。

    しかし、まぁ、今の俺は、仕事をしているとき以外の時間は、まるで「もぬけの殻」だよ。

    ポカ~ンとしている。

    オグリが亡くなって、あらためて彼の偉大さ・大切さを身にしみて感じています。

    これからも、またコメントをくれよな。

    三岡

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