ドバイから朗報
2011 年 3 月 28 日 月曜日 投稿者:mituoka土曜日の深夜午前2時50分、そろそろ寝なきゃいけないと思いつつも眠気などまったく感じず、テレビに見入っていた
競馬の祭典ドバイ・ワールド・カップのスタートが迫っていたからである
ゲートが開くとトランセンド・藤田伸二が一目散に逃げた
日本の期待ブエナビスタは後方に位置したので、トランセンドにはなるべく早いペースを作って欲しいと願った
2コーナーを回ると予想外の出来事が起きた
ブエナのさらに後ろにいたヴィクトワールピサがするすると上がっていき、トランセンドに並んだ
日本馬2騎がレースを引っ張る
しめしめ、これでますますペースが上がる ブエナビスタの流れだ
最終コーナーを回っていよいよ直線の勝負
ブエナは他馬に囲まれ行き場を失っている
いかん、ブエナの勝ちは消えた・・・絶望した
またしても日本馬は勝てないのか
ところがだ
先頭集団に目を移すと、ヴィクトワールピサとトランセンドの脚色は意外にも衰えていない!
頑張れ!応援のターゲットを即座に変更した
長い攻防の末、ヴィクトワールピサが首差だけトランセンドを抑え一着でゴールイン
遂に日本馬が世界一に輝いた瞬間である
しかも日本勢のワンツー、夢のような結末が待っていた
勝ちタイムが2分5秒台だったことから推察するに、途中ペースは上がらなかったのだろう
レースの流れが先行馬有利だったことも事実だが、日本は頑張った!
本当に長く、困難な道のりだった
15年前、ライブリマウントが先兵となった
ホクトベガは非業の死を遂げた
カネヒキリやヴァーミリアンでさえも世界との差を思い知らされた
凱旋門賞よりも更にハードルが高いと思っていたドバイの壁
遂にやった!
日本を勇気づける勝利、と地元紙が書き立てたらしいが、このニュースは被災地に伝わったのだろうか
仮に伝わったとしても、すべての人の気持ちを明るくすることはできないだろう
しかし、少なくとも被災地の競馬関係者・ファンにとっては大きな勇気と希望を与えるものだったに違いない
わかる人にはわかる「大快挙」なのだから
テレビ観戦後、ますます目がさえてなかなか寝付けなかった(笑)