さらばメリーナイス 25歳で死亡

2009 年 3 月 4 日 水曜日 投稿者:mituoka

87年の日本ダービーを制したメリーナイスがせん痛(腹痛)のため北海道浦河の渡辺牧場で死亡したというニュースを聞きました。
光り輝く栗毛、顔の真ん中(鼻面)には太い白線の入ったド派手な姿。そしてダービーを6馬身差で圧勝したかと思えば、ファン投票1位で出場した有馬記念ではスタート直後に落馬。とにかく目立つ馬でした。また、私の大好きな宮本駿の小説「優駿」が映画化された際には、主人公のオラシオンの影武者としてダービー圧勝や有馬記念での落馬のシーンがそのまま使われていました。映画でも主役を張ったのだから大したものです。

そんなメリーナイスでしたが、最後のレースとなった88年の函館記念(2着)では1歳年下でこれもド派手な馬体のサッカーボーイの日本レコードタイム圧勝を、引き立て役としてサポートし身を引く形になりました。
あのレースにはこの2頭に加えマックスビューティやシリウスシンボリも出ていて夏競馬らしからぬ豪華な顔ぶれだったなぁ。

87年世代はメリーナイスのほかにゴールドシチー、マティリアル、そしてサクラスターオーと個性派が揃っていましたが、メリーナイスの死で彼らすべてがこの世を去ったことになります。
さようならメリーナイス。お疲れさまでした。

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