ワールドクリーク
2012 年 11 月 6 日 火曜日 投稿者:mituoka長野県佐久市のスエトシ牧場では、
先日紹介したオグリワン君やカチート君のほかにも、
たくさんの馬たちが暮らしています。
今日はその中の一頭、ワールドクリークを紹介します。
ワールドクリークはG1ウイナー(1999年の東京大章典)で、
2000年のドバイワールドカップに日本代表として出場しました。
しかし、それ以降はスランプに陥り、なかなか勝つことができず、
中央競馬 → 佐賀競馬 → そして荒尾競馬(熊本)と、
本拠地を転々と移しました。
でも、最後の最後、
2004年、荒尾のビッグレース「大阿蘇大章典」を制し引退。
現在はスエトシ牧場で余生を送っています。
うちのワイフは
「私も熊本にいたんだよ~」と話しかけておりました(写真上)。
果たして、ワールドクリークは人間語を理解できたのでしょうか?
私が馬房に近づくと、ご覧のように、すぐに顔を出してきます。
「かまってかまって!」と言っているのか、
「腹が減った!エサをくれ!」と言っているのか、(← おそらくこれが大本命)
はたまた、私のデジカメに興味があるのか・・・。
とにかくワールドクリークは、私たちが動くほうへ先回りし、
いろんな場所から、ヌボ~っと顔を出してくる。
ホント、しつこいなぁ~ クリークくん(笑)
ワールドクリークの弟には、交流重賞19勝の「怪物」スマートファルコンがいます。
その弟は先ごろ引退し、
北海道の名門・社台スタリオンステーションで種牡馬となりました。
兄弟はまったく別々の道を歩んでいます。
前途洋洋の弟。
そして、ワールドクリークもとても幸せそうでした ♪♪
2012 年 11 月 6 日 8:36 PM
mitsuoka様
クリーク君がこんなに人なつっこい仕草をするなんて・・・
きっと、お二人のことを「やさしい人だぁ~」って見込んだからだと思います。
けっこう臆病者だしシャイだから、自分から寄ってくることは少ない子です。
このクリーク君、かつてはワン坊と“マブダチ”の間柄でした。
ものすごく仲良しで、いつも一緒の馬場に放牧されていました。
並んで走ったり、頭をつき合わせて草を喰んだり・・・ ふたりとも、とても楽しそうでした。
ただ、男の子の遊びというのは、どんどんエスカレートしていくのです。
そのうち牧柵を壊してスタッフを嘆かせたり、悪ふざけが過ぎてケガをするようになったりしました。。。
それで、大事に至る前に一緒の放牧を取り止めたのです。
ふたりの友情を引き裂くのはかわいそうだし残念なことでしたが、何かあってからでは遅いですから。
今は、完全に単独放牧になっています。
最近のクリーク君は、カチとお隣さんで出ることが多いそうです。
やっぱり、それぞれの枠の中を走り回ったり、無口の引っ張りっこをしたりしているそうですよ。
2012 年 11 月 7 日 10:14 AM
CACHITO様
ありがとうございます。
そうですか、クリークくんはシャイなのですか。そんな風にはとても思えないほど、フレンドリーでした。
ワン君と離れ離れになってしまったことは可哀そうですが、これも彼らのためですよね。
きっと理解してくれているです。
次回うかがったときには、クリーク君とカチート君がじゃれ合っているところも見てみたいものです。
それにしても、スエトシ牧場は、とても暖かみのある牧場ですね。
アイスクリームも美味かったし・・・。
もしかしたら、次回は来春あたりになってしまうかもしれませんが、早くまたワン君たちに会いたいです。