大分・明豊にサヨナラ負けも よくやった!常葉橘

2009 年 8 月 20 日 木曜日 投稿者:mituoka

延長戦に突入した時点で、常葉橘に勝ち目はないように感じた。
疲れが見え始め本調子ではない庄司投手、かたや好調な明豊の救援投手。
それでも延長12回まで粘った常葉橘の健闘は大いに称えられるべきだ

私が思うに庄司投手は稀に見る好投手だった。今大会、持ち味のストレートではなくスライダーを多投したことに打ち込まれた原因があるように思うが、今日の後半は相手の主軸打者に対してストレートを投げ続けた。庄司投手の意地を見た。

最終回、2アウトで打席に立った庄司投手は一塁へのヘッドスライディングで出塁。続く4番打者・牛場選手が三振に倒れゲームセット。庄司投手はその瞬間、微笑みを浮かべながら2度、3度うなづいていた。「やるだけやった」そんな表情だった。

200球を超える熱投。そして甲子園の全試合を投げ抜いた。
好漢・庄司投手の夏は終った。

明豊は強い。打撃も、登板した3投手も、超全国レベル。素晴らしかった。
常葉橘は強敵相手に実力以上の戦いを見せてくれたと思う。
同じ「常葉」でも菊川とは違う風を甲子園に吹かせたことは間違いない。
本当にお疲れさま。疲れを癒して静岡に帰ってきてください。

コメント / トラックバック 1 件

  1. ichi より:

    いろんなことを考えさせられた試合でした。
    最後に点を取られたゲッツー崩れは、高校野球の真髄を見た気がします。
    普通にやれば、なんてことはないゲッツーなのに、甲子園の、延長戦の、絶対的にゲッツーがほしい場面では、ショートもセカンドも送球をおきにいってしまった。結果、まさかの一塁セーフ。
    ときに理不尽だと思うような練習方法や野球部特有の上下関係は、練習で極限の緊張感をもたらしますが、それは、こういう時でもビビらない精神状態を作るためなのだと思う。

    橘高校を真剣に応援している人からすれば、もうちょっとうまくやれば勝てたと思うでしょう。でも、試合の勝ち負けというよりも、局面の「勝負」にこだわった庄司君は見ていた楽しかった。何よりも、将来性のある庄司君がさらに連投して壊れなくてよかったと、素直に思う。
    わが母校もがんばってほしいなぁ・・・秋の大会早速負けてたけど。

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