埼玉西武ライオンズについて
2008 年 11 月 25 日 火曜日 投稿者:mituoka今年のプロ野球。大方の予想を覆し、埼玉西武ライオンズが日本一になりました。渡辺久信氏にあれほどの監督適正があろうとは・・・
渡辺監督はいわば「放任主義」。選手の自主性を重んじ、特徴を伸ばし、マイナス面には目をつぶる。今までにない監督像を確立したと言ってもいいでしょう。渡辺氏の野球は、昭和57年から3年間ライオンズの監督を務め黄金時代の礎を築いた広岡氏の徹底した「管理野球」とは対照的です。それ以降も広岡氏の流れを汲む森氏、伊原氏、伊東氏などが監督を務めることが多く、「管理野球」はライオンズの代名詞でありました。しかし、最近のライオンズの低迷を救ったのは皮肉にも「放任野球」だったわけです。
バブル期に「新人類」の代表格であった渡辺監督。その采配も他球団の監督と比べれば明らかに異次元。新しいライオンズ、新しい日本プロ野球の発展に大いに貢献してくれることを期待します。