書いた覚えのない連帯保証契約書

2010 年 5 月 6 日 木曜日 投稿者:mituoka

 先日、S さんのところへ「訴状に代わる準備書面」が届いた

 債権者が支払督促を申し立てた後、債務者が異議申立てをした場合に、通常訴訟へ移行するが、このときに裁判所から届く書類が「訴状に代わる準備書面」

 同居する親族の連帯保証人(売掛金債務)にSさんがなっていて、Sさんに対し全額の支払いを求めるという内容だ

 Sさんは書類が届いてビックリした

 それもそのはず、Sさんは連帯保証人になった記憶もなければ、支払督促に異議を申し立てた記憶もないからだ(支払督促が申立られていたことも知らなかった)

 さっそく親族(主たる債務者)に事情を聞いたところ、連帯保証契約書は親族が書いたらしく、支払督促への異議申し立ても親族がしたらしい

 5月下旬が第1回目の口頭弁論

 とりあえず、請求を棄却する旨の答弁書を提出する予定

 原告側弁護士からは、2回目の口頭弁論前に証拠として契約書が提出されるだろうが、この成立についても当然否認する

 書証成立についての証明責任は原告にあるから、事実は明らかにされるだろう

 契約書のコピーを見たが、筆跡は明らかに本人のものではないし、押された印鑑もいわゆる認(みとめ)印

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