武富士は大丈夫か? 終結ならず・・・過払い裁判

2010 年 5 月 28 日 金曜日 投稿者:mituoka

 午後1時半から武富士相手の過払い金返還請求訴訟が3件あった

  原告Aさん 請求額46万5,323円
  原告Bさん 請求額102万6018円
  原告Cさん 請求額81万2288円

 今日は意外なことに、武富士側が出廷した

 「和解をしたい、それが無理ならば各事件についていくつか反論したい」とのこと

 武富士側の提示額
 Aさん26万円 Bさん49万円 Cさん14万円

 あまりにも提示額が低すぎる・・・

 その金額では和解することはできない旨を伝え、裁判官に弁論終結をお願いしたのだが、武士の情け、裁判官の温情によって、武富士側に反論する時間が与えられる

 武富士は、Aさん、Bさんについて「取引の分断」を主張なさった

 しかし、Aさんの「取引の分断」については、答弁書と原告準備書面によるやりとりでとっくの昔に決着がついている

 Bさんについては、ちょっと複雑で、2週間前の弁論期日で終結したのだが、すぐに被告から弁論再開の申立がなされ、今日が2回目の弁論

 この間に被告武富士から答弁書が出されたが、そこでは「悪意」について争っていただけで、「分断」の主張などなかった

 そしてCさんの件

 武富士
 「分断とか悪意とか、何も反論はないですが、とにかく当社の経営が苦しいので、半額近くで和解してもらいたいのです

 これは反論でもなんでもない 

 裁判官
 「武富士さん、あなたも会社の命令で出廷なさったのだから可哀想だけど、あなたがたの裁判のやりかたはひどいよ!

 「よし、3件ともに今回で終結だろう」と思っていたら

 裁判官
 「原告代理人には悪いけど、もう1度だけ口頭弁論を開きます。武富士さん、反論があるんだったら、次回までにしっかり書面で提出しておいてよ!

 がっかり・・・

 裁判官
 「あなたのように裁判に慣れている人じゃないから。もう1回だけ、勘弁してやって

 私
 「わかりました」

 次回期日は6月18日となってしまった

 裁判官の言葉ではないが、最近の武富士はちょっとひどい

 和解済案件に関して「支払い期日を延期してくれ」という電話が、当事務所で連日のように鳴り響く

 なんでも社債の償還のため原資が必要だとか・・・

 心配だ

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