不景気

2010 年 7 月 2 日 金曜日 投稿者:mituoka

 私が原告代理人を務める三島の裁判事件

 委任契約に基づいて発生した報酬金の請求

 本日、被告会社の代表者から連絡をいただいた

 原告の希望としては、一括は無理にせよ、分割ならば毎月5万円程度は支払ってほしい

 しかし、被告代表者は、経営の悪化等の理由により毎月1万円が精一杯とのこと

 和解を断念して「勝訴判決」をもらったとしても、被告に任意の支払いは期待できそうもない

 そこで依頼人(原告)と被告代表者を説得し、「毎月1万5千円の支払い」という内容で和解した

 次回の口頭弁論期日で「和解に代わる決定」により決着させる予定

 同様に私が原告代理人を務める静岡簡裁の事件(未払い賃料請求)でも、原告と被告の希望月賦金額に大きな差がある

 原告は毎月5万円、被告のほうは毎月5千円、と言う

 こちらのほうは、和解できるかどうか不安だ

 バランスシートを見せてもらったわけではないが、本当はもっと支払える余裕があるのに被告がウソを言っている、という感じではなさそう

 相手方から出てくる言葉は、「この景気なので・・・」 ばかり

 今回は債権者の代理人ではあるが、普段は多重債務者の代理人になって債務整理にあたることのほうが多いので、被告の苦しい台所事情も痛いほどわかる

 支払えるけど支払わない、という不届き者ではなくて、支払いたいけど支払えない真面目な債務者も多い

 三島・静岡の事件ともに、債務不履行があったのは事実だし、もっと早く債権者に事情を説明しておけば、訴えられずに済んだかもしれぬ

 被告に落ち度があったのは間違いない、しかし・・・

 日本の不景気はいつまで続くのだろう

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