ビワハヤヒデとウイニングチケットが函館で再会
2010 年 7 月 26 日 月曜日 投稿者:mituoka 昨日の函館競馬場にビワハヤヒデとウイニングチケットが姿を現した
平成5年のクラシックレースを盛り上げた好敵手同士
JRAもなかなか粋なイベントを決行してくれたものだ
2頭のうち、私の思い入れが強いのはビワハヤヒデのほう
理由は、タマモ・オグリから続いた芦毛伝説の継承者であったし、コロンとした体形・大きな可愛い顔が実に特徴的だったから
4歳秋にメンコを外すと、顔の大きさが余計際立って、ちょっとおかしかった(ハヤヒデ君、失礼!)
高い次元のスピードとスタミナを兼ね備えた名馬で、私がリアルタイムで知る馬の中でも最強クラスだと思う
彼が本格化したのは神戸新聞杯だと思うが、その勝ちっぷりは凄かった!2着のネーハイシーザーを大きく突き放し、3着以下はネーハイからさらに7~8馬身引き離されていた。神戸新聞杯以降、ビワハヤヒデを差し切ったのは、有馬でのトウカイテイオーしかいないのだから、まったく大したものだ(5歳秋の天皇賞は参考外とします)
また、記憶に間違いがなければ、平成5年、週刊Gallopの創刊号(菊花賞の週に発売)の表紙を飾ったのはビワハヤヒデ君の大きな顔のどアップだったはず(笑)
昨日、函館競馬場でのビワハヤヒデをテレビを通して見たが、顔は小さくなって(そんなことあるわけないが)、体も随分スマートになったように感じた。体がしぼんできたのは、さすがに老いてきた証拠だろう。
ウイニングチケットは3歳のホープフルSの勝ちっぷりが衝撃的だった
最後の直線、みるみる後続との差を広げていき、どこまでも止まらないような末脚に魅せられた
朝日杯でビワハヤヒデが今一歩のレースをした直後だったので、来年はこの馬が3冠を取るんじゃないか?と思った
4歳になってからはダービーも素晴らしかったが、京都新聞杯も印象深い
マイヨジョンヌ(前述ホープフルSの2着馬)の逃げ切り濃厚と思ったら、チケットが矢のように飛んできた
あれからもう17年経つのか・・・
少年老い易く、学成り難し
俺はまったく成長していないよなと、悲しくもなる
名馬2頭、昨日は激闘の日々の思い出を語り合ったのでしょうか
ビワも、そしてチケットも、余生をのんびりと過ごしてください