CFJとの訴訟 途中開示の初日ゼロ計算

2010 年 7 月 27 日 火曜日 投稿者:mituoka

 原告の記憶によると、原告は平成4年頃、CFJから借り入れを開始した

 こつこつと返済を続け、平成15年3月に完済

 ところが、CFJからは、平成8年6月からの取引履歴しか開示されない

 196万3546円(過払い金元金と利息の合計)の返還を求めて提訴した

 上記の金額は、いわゆる「初日ゼロ計算」で算出したもの

 CFJご担当者から電話があり 「70万円で和解して欲しい」とおっしゃる

 初日ゼロを認めず、あくまで履歴のとおりの計算を主張している

 たしかに、最近の裁判所の傾向として、初日ゼロ計算のハードルは意外に高い

 原告は、平成8年6月以前の契約書・明細書等の証拠を一切保管していないので、なおさら苦しい

 だが、70万円という金額は決して納得できるものではない

 CFJが開示した履歴における初日残高31万6454円という中途半端な数字から、それ以前より取引が存在したことは明らか(これはご担当者も認めている)

 当然、以前からグレーゾーン金利での貸付だったので、初日残高は、それよりかなり低い金額のはず

 また、履歴通りの計算を受け入れても、102万6604円(過払い金76万6338円、その利息26万266円)の返還請求権が存するからだ

 100万円前後での和解を目指して交渉してみようと考えている

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