なかなか苦しい展開
2011 年 2 月 28 日 月曜日 投稿者:mituoka1月24日にブログで書いた過払い金返還請求訴訟(対CFJ)
先月の第1回口頭弁論を経て、弁論準備手続(電話会議)が先週の金曜日に行われた
開始に先立って裁判官から
「先生、本件は今後どうなさるおつもりですか?」
と質問を受けた
確たる回答というかヴィジョンを持ち合わせていなかったので
「そうですね~・・・」
と時間を稼いだ後、
「とりあえず今日の被告の弁論を聞いてみないと何とも言えません」
とお茶を濁した
弁論の中で被告側は、
「本件については和解はできない。もし、解決金を支払う旨の和解をしてしまうと、これから続々と似た案件について過払い請求が蒸し返される恐れがあるから」
とおっしゃる
被告としては当然の見解だろう
原告被告双方の意見交換後に聞いた裁判官のいくつかの言葉から察するに、残念ながら今のところ旗色は悪い・・・
しかし、被告CFJが原告の請求を棄却するための「切り札」として準備書面で引用している「東京地裁平成20年12月21日判決」を、私は読んだことがない
裁判官も「知らない」ということだったので、次回(3月23日)までに被告から全文を開示してもらうことになった
もし本件がその判決にピッタリ当てはまるのであれば、被告の言い分を認め、裁判上で債権債務なしの和解を締結するしかないと思う
本件についての判決を読んでみたい気もするが、敗訴となると訴訟費用を原告が負担しなければならない恐れがあるからだ
とりあえず第3回期日を待つしかない
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