三岡 陽（みつおか よう）のブログ

　久々に裁判について書きます　

　静岡地裁の本人訴訟

　　第１回口頭弁論（２月２０日）　アイフル出廷せず
　　第２回口頭弁論（３月２１日）　アイフル出廷　裁判官の和解勧告も和解できず
　　弁論準備手続   （４月５日）　　電話会議にて和解

　本件は争点など皆無！

　原告は、遅くても第２回口頭弁論期日で結審 → 判決言渡し

　を目論んでおりました。

　第２回口頭弁論期日において、原告はハッキリと

　「和解する意思はない」と裁判官に伝えたのですが、

　裁判官の判断で、本日の弁論準備手続が用意されました・・・
　（弁準は、要するに、和解を前提とした話合いを行う場です）

　しかしまぁ、判決を書くということは、裁判官にとって、相当骨の折れる仕事なのでしょうね。　

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　大手消費者金融会社の担当者が関西地方から遠路はるばるお見えになった

　用件は、例によって例の如く・・

　「過払い金返還請求交渉において大幅な減額をお願いしたい」

　ということだった

　「依頼者も生活に窮しておりますので、ご要望を受け入れることはできません」

　と丁重にお断りした

　過払い金の返還について３～４割での和解を強要し、債権については全額を回収する

　そんな身勝手な方針を、どこの誰が受け入れるだろうか・・・

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　静岡簡裁で、私が原告代理人を務める裁判が３件ありました
　（すべて過払い金返還請求訴訟です）

　民事裁判は通常、原告や被告（またはそれらの代理人）が自分の順番が回ってくるまで傍聴席で待機しています

　書記官に名前を呼ばれたら、原告・被告席に着席し、いよいよ裁判（口頭弁論）が始まります

　私の場合、「三岡代理人、お入りください」であったり、「三岡先生・・・」と呼ばれることが多いのですが、

　今日の担当書記官は

　「三岡司法書士、お入りください」

　と言ってくれました

　「司法書士」と呼ばれることで、（簡裁事件については）弁護士のみならず司法書士も法廷に立てる、ということを世間一般に（少なくとも他の傍聴人に）アピールできるのでありがたい

　いわば、裁判所という公的機関が司法書士を無料でPRしてくれるようなもの（？）

　さて、今日の相手方はフロックス１件と三菱UFJニコスが２件

　フロックスについては次回へ続行

　ニコスは２件とも「和解に代わる決定」を得ました

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４年ほど前の話です

過払い請求の依頼者から電話がありました

「まだ過払い金は入ってこないですか？」

「業者との和解では、今月末に支払われることになっていますのでお待ちください」

「わかりました、でも確実に過払い金をもらわないと大変なことになりますからよろしくお願いします」

「大変なこと、とおっしゃいますと？」

「その過払い金をアテにして、新車を購入する契約をしたもので」

「えっ！？」

その依頼者は、たしか６～７社に対して過払い金返還請求訴訟を起こし、合計で５００万円余の過払い金（和解金）を手にする予定でした

新車を買いたくなる気持ちもわかります

しかし、たとえ裁判上で和解できても、約束の支払い日までに先方が破綻したら、和解金額は返ってきません（武富士がいい例です）

また、（和解ができず）勝訴判決を取っても、すぐに支払ってくる業者ばかりではありません（控訴される例も多々あります）

このかたの場合は、全額約束通り回収できたので事なきを得ましたが・・・・

まずは、実際に和解金（細かく申せば、そこから司法書士報酬を差し引いた金額）をお受け取りになってから、お金の使い道について考えてみてください

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　昨日は午後１時半からの口頭弁論期日出廷のため、午後１時２５分頃に裁判所に到着

　裁判所内を、意気揚々と（？）歩を進めていくと１０１号法廷の前で職員のかたに呼び止められた

　「いま法廷で研修が行われておりますので、しばらくお待ちください」

　おそらく４月から司法委員に任命されるかたたちのための研修なのだろう

　１時半になり、

　「三岡先生、お待たせしました。お入りください」

　と促され、１０１号法廷に入ると傍聴席は満員だった

　みなさん、研修の続きとして、生の裁判を傍聴なさるのだろう

　４月以降、おそらくいろんな機会にお世話になるはずの方々

　私が担当した事件が、少しでも参考になったのなら幸いである

　さて、肝心の裁判（口頭弁論）だが、内容はアプラスに対する過払い請求事件

　１５２万円を５月１５日にお支払いいただくこと旨の「和解に代わる決定」を得た

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　午前１０時１５分からの裁判（於　島田簡易裁判所）へ向かうため、

　国道１号線を走っていると、雪化粧している山々が目に飛び込んできた

　全国有数の温暖地・静岡で、こういう風景を見ることは数年に一度の珍しさ

　大げさでなく、わが目を疑ってしまった

　初めて雪を見た子供たちも、きっと多いことだろう

　静岡でこれでは、他地域の寒さは凄まじいものがあるはず

　さて、裁判（対アコム　過払い請求訴訟）は次回へ続行

　２月１４日が第２回口頭弁論期日と決まった

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　３万８７８７円の過払い金返還をゼロファーストに請求

　それに対し、ゼロファーストからは

　「３万１０３０円を支払うことで和解してくれ」という回答があった

　３万１０３０円というのは、請求金額の８割

　「その金額では無理です」と伝えると

　「すべての事務所さんに８割で和解してくれるよう、お願いしている」

　とおっしゃるので

　「でも、すべての事務所が、８割でＯＫと言ってるわけではないでしょう」

　と返した

　最終的には、「３万８０００円」で和解した

　ゼロファーストとは、エポスカードが１００％出資する会社

　ショッピング併用のエポスカードとは違い、キャッシングのみを取り扱っている

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「豪華絢爛」な九州新幹線車内

　午前１０時１５分から島田簡易裁判所で、プロミスに対する過払い請求訴訟

　これが、今年一発目の裁判

　顔を合わせた数人の司法書士や弁護士と、

　裁判所内で「新年の挨拶」を交わしました

　ようやく各裁判所が冬眠から目覚め（？）、口頭弁論期日が増えてきますので、

　このブログにおいても、きっと、裁判ネタが増えてくるはずです

　ご期待ください

　ちなみに今日の裁判は次回へ続行

　次回期日は２月７日午前１０時１５分からと決まりました

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　今日の午前１０時から、

　三菱ＵＦＪニコスに対する過払い請求訴訟の第１回期日があった

　「三岡代理人、お入りください」

　裁判所事務官（とお呼びすればいいのか？）に促され、原告席に着く

　この裁判は、事前に相手方との話がついていた

　ほぼ満額返還いただく旨の「和解に代わる決定」を得て、弁論は終了した

　時間にして、ほんの数十秒だったか

　１０１号法廷を出て、出口に向かう途中で守衛さんに声をかけられた

　「先生、早いですね～、秒殺じゃないですか」

　相変わらず、とても明るいかたである

　「今年はこれが最後です。良いお年を。来年もよろしくお願いします」

　とご挨拶申し上げた

　歳を取るたびに、時間の経過をより早く感じるようになる

　あと１０日ほどで、平成２３年ともお別れだ

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　大手消費者金融業者から電話があった

　来年１月３０日に第１回期日が予定されている過払い請求訴訟について、

　「早期の和解をしたい」

　とのこと

　この事件の過払い金は、利息を充当した元金は約７０万円

　更に、提訴日までの利息を含めると約１００万円の請求となる

　業者側は

　「７０万円を来年７月５日に支払うので、和解してくれ」　という

　「その条件では無理です」

　「ご不満なのは金額面ですか？それとも支払い日ですか？」

　「両方です」

　支払い日について業者側は

　「他の先生方には、来年８月または９月のご提案をしている状態なんです」

　という

　なんでも、来年７月までの予算は、ほとんど埋まってしまったらしい

　「先生には特別に、７月というご提案を差し上げたのですが」

　「それは大変ありがたいお話ですが、遅くても今年度、つまり来年３月いっぱいまでに支払ってください」

　「３月ですか！？」

　業者側は、とても驚いた様子だった

　「えぇ、これは常識的な提案ですよ。もっとも、そちらの常識内ではないのかもしれませんが」

　その後も押し問答が続いたが、結局のところ、

　『９０万、来年４月５日の支払い』　という条件で和解した

　７月までお金を支払う余裕が無い、という話はいったい何だったのか？

　まったく理解に苦しむ

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