‘オグリキャップ・ミンナノアイドル他’ カテゴリーのアーカイブ

ステイゴールド

2012 年 10 月 10 日 水曜日 投稿者:mituoka

北海道のビッグレッドファーム

ステイゴールドに会ったのは7日の午前10時過ぎ

凱旋門賞スタートの約12時間前だった

競走馬としての現役時代、海外の大レースで勝負強さを発揮した

ドバイではファンタスティックライトを、

引退レースの香港ヴァーズでもエクラーを差し切って見せた

今夜の凱旋門賞、オルフェーヴルは勝ってくれるよな?

私が話しかけると、ブヒヒ~!と鼻を鳴らして応えてくれる(笑)

(よもや知らない人はいないと思うが、ステイゴールドはオルフェーブルの父である)

オルフェ惜敗・・・

世界の壁は厚かった

その翌日、もう一度、ステイゴールドに会いたくなって、

静岡に帰る飛行機の時間をずらしてビッグレッドファームに立ち寄った

残念だったな」 と声をかけるも、

彼はブヒヒ~!と鼻を鳴らしたり、大きなあくびをしたり・・・

昨日と変わらぬ、能天気なステイゴールド

息子の敗戦など、何も気に留めていない様子にいささか拍子抜けしてしまった

 

ステイゴールドは、一昨年のナカヤマフェスタに続いて、

2頭目の「凱旋門賞2着馬」を輩出したことになる

このこと自体、欧米ではなく日本にいる種牡馬としては、

奇跡に近い快挙なのだから、彼が落ち込む理由などないのだろう

この勢いからして、彼の子が凱旋門賞を勝つ日は近い!とも言える

(それがオルフェなのか、ゴールドシップになるのかはわからないが)

おい君、あせることないぞ

励ますつもりが、逆にステイゴールドに励まされ(苦笑)、

私は安心して、新千歳空港へ向かった

 

 

アイルハヴアナザー I’ll Have Another

2012 年 10 月 9 日 火曜日 投稿者:mituoka

アイル  ハヴ  アナザー(I’ll Have Another)

今年のケンタッキーダービー馬。

日本に、いや、私の目の前に、彼が立っている。

信じられん・・・。

馬名を日本語に訳せば、

もう一杯、同じやつをくれ」 といった感じだろう。

オヤっさんたちが、居酒屋などでよく言うセリフ。

なかなか粋なネーミングだ。

しかしまあ、本当に、

この馬を日本で見ることができるとは思わなかった。

彼は、9番人気の「伏兵」に過ぎなかったケンタッキーダービーで、

1番人気ボーディマイスターに競り勝ち戴冠。

返す刀で、続くプリークネス・ステークスも優勝し、二冠を達成。

一躍、スターホースに駆け上った。

34年ぶりの三冠馬誕生か?

全米がその期待に盛り上がるも、6月の、

三冠最終戦「ベルモント・ステークス」の前日に故障を発生し、電撃引退。

引退発表から二週間後、

日本の ビッグレッドファーム が種牡馬として彼を購入したことが報じられる。

彼にとってはジェットコースターのように慌ただしい一年だったはず。

 

それにしても、

今年のエクリプス賞(年度代表馬)の栄誉に輝くはずの世界的スターが、

私の目の前にいるのだから、本当に信じられない。

他の種牡馬にくらべ、さすがに馬体は締まっていて張りがある。

つい最近までバリバリの現役だった証しだ。

馬体は「さすが」でも、どうも私には、心なしか、元気がないように見えた。

故郷アメリカのことを思い出しているのだろうか、

それとも、日本の先輩種牡馬たちと仲良くやれていないのか・・・。

ず~っと、うつむき加減で、覇気が無く、ほとんど顔を上げてくれなかった。

しかし、何と言ってもアメリカの二冠馬!

数年後には、

サンデーサイレンス(やはりアメリカ二冠馬)のように日本のトップサイアーになって、

大威張りで、ビッグレッドファーム内を闊歩しているかもしれない、

いや、そうあってほしい!

 

とても気になる馬がまた現われた。

北海道に行くたび、ビッグレッドファームに足を運ぶことになりそうだ。

 

君はきっと日本でも、アメリカ時代と同じ栄光をつかむはず!

You’ll Have Another!

頑張れ。

 

ディープインパクト

2012 年 10 月 9 日 火曜日 投稿者:mituoka

6日、安平町早来の社台スタリオンステーション

見学台から、たくさんのスターホース達を眺めさせてもらった

まずはご存じ、ディープインパクトを紹介する

黒光りする、何とも柔らかみのある馬体

さすがだ・・・溜息が出た

右隣の柵の中にいるクロフネを眺めるディープインパクト

今度は左隣のダイワメジャーを気にしている

さびしがり屋なのか?

まだまだ若い、というより幼い

社台ファームきっての良血馬として生まれたディープインパクトは、

期待通りに、(いや、期待以上に)強かった

そして、種牡馬となっても驚異的な成績を残し続けている

オグリキャップのようなマイナー血統が活躍したほうが民衆は喜ぶし、

競馬人気は高まるだろうが、競走馬生産に携わる人間にとっては、

むしろ、ディープインパクトの生き様こそが、理想形であり正しい道なのだ

彼には優等生という言葉がピッタリくる

 

先輩クロフネに続き、放牧地をあとにするディープインパクト

今後も、日本といわず世界中にその血を広めていくことだろう

凱旋門賞が冷え症に効く

2012 年 9 月 27 日 木曜日 投稿者:mituoka

 

 司法書士の三岡です。めっきり秋めいてきましたね。

 涼しいというより、ちょっと寒い・・・。

 今日は珍しく(?)、裁判もなければ不動産決済の立ち会いもない!

 (威張って言うことではない)

 したがって外出する予定がない!

 そうなるとデスクワークばかりで体を動かさないから、余計に血流が悪くなる!

 冷え症の私は、早くも足のつま先が冷え出しました・・・。

 寒くなった日本に比べ、フランスのロンシャンはますます熱い!

 (かなり強引に方向転換したことをお詫びします)

 10月7日に迫った凱旋門賞。

 日本の期待オルフェーヴルのライバルには、

 デインドリーム ノースフェアリーという強力な歴史的牝馬2頭がいます。

 そしてそして!

 もしかしたら、英国2冠馬キャメロットも参戦するらしい。

 怪物フランケルの参戦は夢と消えましたが、キャメロットには出走してほしい。

 3歳馬の彼は、他馬に比べ斤量面で大きな恩恵を受けるわけだから、
 出ない理由がないではないか!
  (4歳オルフェーヴルは59.5kg 、3歳キャメロットは56kg)

 キャメロットが参戦してこそ、真の世界一決定戦。

 想像しただけでも、心臓の鼓動が高まりますね。

 (これで血流が良くなるかも)

 しか~し!

 勝つのはきっと、オルフェーヴル

 エルコンドルも、ディープもはじき返された世界の壁を、

 破天荒な彼は、あっさり突き抜ける。

 応援しましょう。

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シンガポールの競馬

2012 年 9 月 21 日 金曜日 投稿者:mituoka

 シンガポール第3弾は、いよいよ「競馬」編。

 私の知る限り、シンガポールは競馬が盛んな国である。

 競走馬自体のレベルも高く、近年では ロケットマン という、

 短距離界における世界的スーパーホースを輩出した。

 また、日本人の高岡調教師が現地で大活躍していることでも有名。

 シンガポールには競馬場はひとつしかない。

 クランジ競馬場。

 とてもきれいな馬場で、芝とダート、ふたつのコースが用意されている。

 芝コースの直線は約500Mほどあり、まずまず十分な長さといえるだろう。

 難点を挙げれば、日本の馬場と比べてコースの横幅がかなり狭いことか。

 私が見た感覚では、府中の3分の1以下の狭さ。

 全馬が一斉に横に広がってのつばぜり合い!

 なんて光景はどうやら望めそうもない。

 私は「ハイビスカス」というVIPルームで観戦した。

 この日はなぜか、

 外国人は事前予約さえすれば、無料でハイビスカスに入場できた。

 (私は出発前に日本で、私の使っているカード会社のコンシェルジュのかたに予約の手配を頼んでおいた)

 ナイター競馬とはいえ、外はかなり蒸し暑いシンガポール。

 ガラス張りの、冷房の効いた部屋はとてもありがたい。

 インド人(?)の富豪たちがすぐ近くの席を陣取り、

 レースのたびに大声で歓声を上げていた。

 言葉はわからないが、彼らが勝ったか負けたかはすぐにわかった(笑)

 上の写真のように、目の前のモニターでパドックの様子やレースを楽しめる。

 ただし、馬券を買うには、専用の窓口に行く必要がある。

 日本と同様、マークシート方式だが、自動販売機はない。

 対人式の窓口発売だ。

 ちなみに、シンガポールに馬産地はない。

 つまり、ここで走っているのはすべて外国から輸入されてきた馬たちだ。

 オセアニアからの輸入馬が主流らしい。

 迎えた第3レース。 

 SURPRISE SURPRISE (サプライズ サプライズ)という馬が出走。

 レーシングプログラムを見ると、 

 父の欄にSUMMER SUSPICION (JPN) と書かれている・・・。

 オールドファンはピンと来ただろう。

 そう、平成7年の青葉賞を圧勝しながらもケガに泣き、 

 本番ダービーには出走叶わず、「幻の日本ダービー馬」と言われた、

 あのサマーサスピションだ。

 サマーサスピション は、平成4年に北海道白老町で生まれた日本馬。

 父サンデーサイレンス ・ 母ダイナフェアリーという超良血ゆえに、

 引退後は日本で種牡馬となったが、まったく成功しなかった。

 そして、無念にも日本を追われ、

 ニュージーランドで再スタートを切ったと伝え聞いていたが、

 このシンガポールで、彼の子に逢えるとは・・・。

 4番人気(11頭中)。

 馬券で応援するも、結果は5着。

 SURPRISE SURPRISE くん

 はるか遠く、君のお父さんの故郷から、今後の活躍を祈っているよ。

 日本からの飛行機内のクーラーが効きすぎていたことは先日も書いた。

 どうやらそのせいで風邪をひいてしまったようで、

 クランジ競馬場にいる間はずっと、ひどい頭痛と少しの吐き気も感じていた。

 全9レースを観戦することは諦め、仕方なく、

 5レース目を見終わったところでホテルに戻った。

 体調が万全ならば、もっと競馬場内を渡り歩き、

 パドックあたりで馬たちを間近で撮影したかったけど、

 それはまたの機会の楽しみに取っておく。

これでもナンバー指定

2012 年 8 月 2 日 木曜日 投稿者:mituoka

 

 
 私の愛車のナンバープレートです

 一見、ランダムに割り当てられたナンバーかと思うでしょ?

 実は、一応これでもナンバー指定
 (正式には希望番号申込サービスというらしい)

 しっかり手数料を払って確保したナンバーなのです

 さあ、ここで問題です

 「23‐42」が意味するものは何でしょうか?

 ものすご~く勘のいいかたなら、わかるかもしれません
 (きっと、100人中1人いるかいないか)

 ヒントを出しましょう、これは、ある時間・タイムを意味しています

 2分34秒2 です

 もうおわかりですね

 そう、オグリキャップ引退レース(平成2年の有馬記念)の勝ちタイムです!

 さて昨夜の男子体操

 内村くんの大活躍に深夜3時過ぎまで付き合っちゃいましたよ・・・

 予選9位からの金メダル

 オグリキャップばりの復活劇でした

 やはり彼も真のスーパースターです

荒尾競馬場

2012 年 7 月 18 日 水曜日 投稿者:mituoka

 昨年末、その役目を終えた荒尾競馬(熊本)

 日本最南端の、

 そして、海が見える競馬場として有名でした

 今でもメインスタンドや馬場などは残っています

荒尾競馬場の正面スタンド

 荒尾の馬で私がすぐ思い浮かべるのは3頭

 中央へ移籍して頑張ったスカイジャイアント(サラブレッド)と、

 シゲルホームラン  ・ コウザンハヤヒデ の両アラブ馬です

 スカイジャイアントは昭和から平成にかけて、中央の重賞で善戦しました

 父ホクトボーイという地味な血統が印象に残ります

 シゲルホームランはスカイジャイアントの逆パターンで、

 中央から荒尾に移籍した馬

 彼とは昨年夏、北海道で会うことができました

 現在も乗馬として活躍しているはずです

右が電光掲示板

 コウザンハヤヒデは現役時代13戦12勝

 レース中の骨折が原因で大敗した13戦目を除けば、

 レコード勝ちを繰り返した「アラブの怪物」でした

 引退後は種牡馬になりましたが、アラブ馬の需要が無くなったことにより、

 2005年(あるいは2006年)に非業の死を遂げたらしいです

 そして・・・

 昨年末ここが廃止となった後、

 荒尾の競走馬たちはどこに行ったのでしょうね

 競馬界には、辛く悲しい裏舞台が付いて回ります

 荒尾競馬場は現在、JRA等のレースを対象とした場外馬券売り場となっています

函館記念

2012 年 7 月 12 日 木曜日 投稿者:mituoka

 函館記念でまず思い出すのは、昭和63年のサッカーボーイ

 弾むような走りでグングンとメリーナイスを突放していく様も凄かったが、

 何と言っても勝ちタイム(1分57秒8!)が強烈

 当時は芝2000Mで2分を切れば好タイムと言われる時代

 計測ミスかと思ったほどの、信じられない数字だった

 そして函館記念の「鬼」エリモハリアー

 3連覇は永久不滅の偉業だ

 特に2007年のレースは感動的

 その前走(巴賞)は、約1年ぶりの復帰戦とはいえ11着に大敗していたので、3連覇を予想する人は少なかったに違いない

 最後の直線、大外から他馬をまとめて交わし去った豪脚

 本当にシビれた・・・

 そして今年の函館記念が目前に迫る(15日)

 昨年、大波乱を巻き起こした高齢馬トリオ(1着キングトップガン・2着マヤノライジン・3着アクシオン)に今回も期待する

ジャパンダートダービー アートサハラ今野の大健闘

2012 年 7 月 12 日 木曜日 投稿者:mituoka

 昨夜のグリーンチャンネル

 ジャパンダートダービー(大井競馬場)が生放送された

 栄冠に輝いたのはハタノヴァンクール

 これでダート戦5連勝

 ダートの強豪にしては珍しい「追い込み一辺倒」の馬で、

 跨る四位ジョッキーさえも「毎回ドキドキする」という

 どこまで連勝が続くか楽しみ

 しかし、夕べ最も目立ったのは3着のアートサハラ(今野騎手)ではなかったか

 レースはスタートしてすぐに、

 JRA製が形成する第1集団と、地方勢の第2集団とに分かれた

 悲しいかな、絶対的な能力差が出てしまったのか

 JRA製の上位独占だろうな・・・と思った人も多かったはず(私も同様)

 第2集団の先頭を走っていたのは大井所属のアートサハラ

 2コーナーから3コーナーにかかるところで今野騎手のムチが飛ぶ

 スローペースを見越しての早めの仕掛け

 あっという間に先行するトリップに並んでいった

 さすがは名手・今野騎手のファインプレー

 そして、途中あれだけの脚を使ったにも関わらず、最後の直線でも二の脚を伸ばし3着に粘ったアートサハラの頑張りに感動した

 次はJRA競争(芝2200M セントライト記念)を目標に調整されるという

 父がマンハッタンカフェ、母の父がラシアンルーブルという血統だけに、芝でも好走の可能性はある

 菊花賞の出走権利を獲得し、父子2代制覇なるか?

 今野・アートサハラの名コンビに期待する

オグリの仔 アンドレアシェニエが死亡

2012 年 7 月 3 日 火曜日 投稿者:mituoka

 80年代後半に競馬ブームを巻き起こしたオグリキャップの産駒で、最後の現役競走馬だったアンドレアシェニエ(牡11、母マダムドルチェ)が、金沢競馬場でのレース(1日)中に右前脚を故障、安楽死処分となっていたことが2日、分かった。アンドレは04年、宇都宮でデビュー。中央(嶋田功、4戦0勝)を経て06年金沢に移籍。2戦目から8連勝を飾った。中央再転入(本間、4戦0勝)から08年、再び金沢に戻っていた【スポニチアネックスより】http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120703-00000036-spnannex-horse

 ただただ残念としか言えません。オグリと同じ芦毛で、オグリの故郷・笠松でも走ったことのあるアンドレアシェニエ。

 残念ながら私はその雄姿を生で一度も見たことがありませんでした。

 冥福を祈ります。

 アンドレアシェニエが亡くなったことで、オグリキャップの仔で現役競走馬は日本にいなくなりましたが、アイルランドではロックスルール(Rocks Rule)が現役を続けています(と思います)。

 非常に情報が乏しいですが、ロックスルールのこれまでの戦績を掲載します。

  デビュー戦  2010年 3月 9日 1着 (14頭立て)
  2戦目     2010年11月14日 5着 (10頭立て)
  3戦目     2011年 2月26日 2着 ( 7頭立て)

 以上は、Racing Post http://www.racingpost.com/から得た情報です。

 ロックスルールの走っているレースが、どれほどのレベルのものなのか、さっぱりわかりませんが、着順だけを見るに、決して弱い馬ではないようです。

 しかし、実を言うと、彼が現役か否かでさえ、正確には掴めていません。

 最後の出走から1年以上が経過しているのでちょっと心配ですが、とりあえず「引退」を確認するまでは、現役馬として扱いたいと思います。

 彼の持つ、オグリキャップとテンポイント一族の血を、少しでも長く留めて欲しいですね。