三岡 陽（みつおか よう）のブログ

　宮城県司法書士会が同県亘理郡山元町に開設した山元司法書士相談センター

　そこで土曜日に当番相談員を務めてきた

　山元司法書士相談センターへ行くのは今回が３度目

　東北新幹線で仙台駅下車

　そこから常磐線に乗るわけだが、

　上の写真のとおり、常磐線は震災の影響で一部不通の状態が続く

　本来、山元相談センターは常磐線山下駅が最寄り駅なのだが、

　現在は、そのひとつ前の亘理駅（わたりえき）で下車し、

　タクシーで相談センターへ向かうほかない

山元司法書士相談センター

　相談センターは、わりと大きな通り沿いにあり、

　すぐ近くには銀行も支店を構える（七十七銀行　山下支店）

　しかし、土曜日のせいか、車も人も、あまり見かけなかった

　それでも午後３時頃、相続に関するご相談者がみえた

　津波により奥さんが亡くなったとのこと　

　上の写真は、前回（２月１８日）に来たとき立ち寄った定食屋さん

　相談センターのすぐ横にある

　「ほっき飯」がここらへんの名物で、このお店でも一押し商品となっている

　ほっき飯とは、ほっき貝を使った炊き込みご飯

　以前から、ほっき貝の「刺身」は大好きだったが、

　炊かれた（？）ほっき貝においても、コリコリした食感は変わらない

　好物がひとつ増えた

　津波による大規模な被害を受けた名勝「高田松原」の約七万本の松うち、

　たった一本だけ残った松です

　１日の午前９時半頃に撮影

　私たち以外にも数人の若者が、この松の下で写真撮影をしていました

一本松の根元

　下の２枚の写真は、この松のすぐ周辺の風景
　（※写真はすべて、クリックすると拡大できます）

　鉄骨建物でさえ、

　これほどの大打撃を受けたのですから、

　津波に耐え抜いた一本松は、まさに「奇跡」と呼ぶにふさわしい

　被災地復興のシンボルです

　１日の朝、私たちは宿泊地の気仙沼を出発し、

　陸前高田に向けて車を走らせていた

　すると スターバックスを発見！　【写真下】

　・・・と思いきや、パチンコ店だった

　それにしても、ロゴがそっくりだ　

　被災地ではパチンコ店が大繁盛していると聞く

　この店もこんな朝早くからたくさんの車が駐車場に停まっているので、

　例外ではないだろう

　知り合いの司法書士の話によれば、

　津波で何もなくなった更地の上に、

　新しく店舗を建築しオープンする店もあるらしい

　（しかし まぁ、よく県の許可が下りるものだ）

　「パチンコ以外に気を紛らわすものが見当たらない」

　という被災者も少なくないのかもしれない

　あの大震災の辛さは、直接体験した人でないとわからないだろう

　でも、被災者のかたがたが、

　失業手当や義援金でパチンコをやっているのかと思うと複雑な気持ちになる

　何にしても、これは社会問題だ

　４月１日の日曜日

　「竹駒町」の６つの仮設住宅を巡回した

　戸数で言えば２００以上は巡回しただろうか・・・

　上の写真は「移動図書館」

　ある仮設住宅の敷地内で発見！

　車体には　いわてを走る　移動図書館プロジェクト　

　と書いてある　　http://sva.or.jp/iwate/img/logo_proj.png

　この移動図書館は、とても人気があるようで、

　ひっきりなしに、多くの人が集まってくる

　特に小学生以下の女の子や、ご高齢の女性が多い

　本の貸し出しはもちろん、コーヒー等の飲み物も提供してくれる

　私たち司法書士も、美味しく暖かいコーヒーをご馳走になった ♪

　各仮設住宅の掲示板

　無料送迎バスの時刻表、コンサート・イベントのお知らせ・・・等々

　ここから、いろんな情報がもたらされる

　「仲の沢仮設住宅」の敷地内で日向ぼっこをしていたワンちゃん 【写真上】

　この時間、飼主が不在だったようで、さびしかったのだろう

　私の顔を見ると、すぐに近寄ってきてくれた ♪

　色が白いので、勝手にシロと命名（笑）

　とても人懐っこく元気なのだが、それでいて大人しく、すごくお利口さんだ

　「写真を撮らせて」　というとポーズを決めてくれる☆

　コロコロした体型、柔らかい肌触りが、

　我が家の「ゴン太くん」を思い起こさせた（笑）

　シロくん、遊んでくれてありがとう

　次回はいつになるかわからないけど、会えたら会おう！

　ご主人さまによろしくね（＾＾）

　土曜日・日曜日は岩手県陸前高田市で、

　「司法書士による被災地法律相談」のため仮設住宅を巡回してきた

　写真を中心に、その模様を報告をしたい

　３月３１日（土）午前９時３２分　一ノ関駅（岩手県）に到着、

　そこから大船渡線で、まずは毎度訪問している気仙沼（宮城県）へ

　地デジ放送への対応を呼びかけるポスター 【写真上】

　わが静岡県をはじめとする他地域ではとうの昔に姿を消したアナログ放送

　ここ被災地においては、この日（３１日）を持って終了

　さて、今回の巡回先は気仙沼ではなく、陸前高田である

　気仙沼駅から今度はレンタカーで、陸前高田市の相談センターへ向かう

　陸前高田に入ってからラーメン屋さんで昼食  【写真上】

　ここは気仙沼駅から車で３０分前後、走ったあたりだったように思う

　暦の上では春だが、まだまだ寒い陸前高田

　美味しいラーメンが身体を温めてくれた

　正午近く、陸前高田司法書士相談センターに到着 【写真上】

　ここが、私たちが巡回相談を展開していくうえでの「基地」となる

　もちろん、この相談センターにおいても無料面談相談を行っており、

　私たちが到着するとほぼ同時に、相談者がお見えになった
  （この相談には岩手県会の司法書士が対応）

　午後１時、わたしたち静岡県会の４名はセンターを出発

　土曜日は米崎町地区を中心に、

　８つの仮設住宅（合計２５０戸以上）をまわった

　住　所　　静岡市清水区松原町２－１５ （清水合同庁舎内）

　名　称　　静岡地方法務局清水出張所

　最寄駅
　　１．ＪＲ「清水」駅からバス三保方面行き１０分「万世町」下車，徒歩５分
　　２．静岡鉄道「新清水」駅下車，徒歩１０分

　注意事項
　　商業・法人登記は取り扱っていない（証明書等発行事務は取り扱っている）

　写真はいずれも平成２４年３月２９日撮影

　建物１階はハローワーク清水(清水公共職業安定所)、

　静岡地方法務局清水出張所は２階

　時勢を反映してか、人の出入りは、２階よりも１階のほうが激しいように感じる

　清水簡易裁判所

　静岡県内に９つある簡易裁判所のひとつ

　所在地は静岡市清水区天神一丁目６－１５

　略称は「清水簡裁（しみずかんさい）」

　駐車場あり

　最寄駅は清水駅（JR）、または新清水駅（静岡鉄道）

　ちなみに、私の事務所（静岡市葵区二番町）からは車で約３０分ほどです　

JR気仙沼駅

　東日本大震災発生から１年

　静岡県の司法書士たちが宮城県気仙沼市を中心として行っている巡回相談活動の様子が紹介された

　http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20120309-OYT8T01155.htm

　芝さん（青司協会長）を、私はひそかに「平成のジャンヌ・ダルク」と呼んでいる

　彼女を中心とした若手司法書士たちは、震災発生からわずか２週間後に現地へ乗り込んだ

　「危険だ」

　「君たちが行ったところで迷惑になるだけだ」

　反対意見もあったらしいが、彼女たちは行動を起こした

　当時は、現地の宿泊施設が整備されておらず、テントを張り野宿しながらの活動だったと聞く

　（彼女たちに触発され、私がようやく被災地に足を運んだのは昨年７月だった）

　静岡県の司法書士による巡回法律相談活動はもちろん現在も継続中

　私も今月末から来月にかけ３週連続で、

　陸前高田市（岩手）、亘理郡（宮城）、そして気仙沼市（宮城）へ行く予定だ

　普段は徒歩や自転車で来所する弁護士や司法書士または事務所職員も、今日のような雨模様になると乗用車を利用するので裁判所駐車場が混雑する・・・

　ブログのテーマから読者のみなさんが想像なさった通りの、何のひねりもない内容で申し訳ない

（見なきゃよかった、なんて言わないでください）

　今日は私が代理人を務める事件が３件あったのだが（午前中に調停２件、午後に裁判１件）、どれも数分で終了してしまったので、取り立てて皆さんにお話しするまでもない

　加えて、撮影した写真も何を写したのかわからない中途半端なもの（泣）

　イメージとしては、雨が降りしきる裁判所駐車場を写したつもりでしたが・・・・

　そんなこんなで、総合的に粗悪なブログになってしまいました 　ｍ（><）ｍ

　昨日の東京は雪

　とても寒かった

　衆議院第２議員会館で小野寺五典議員に面会

　静岡県の司法書士が気仙沼市の仮設住宅を中心に展開している被災地巡回相談に関し、現状と今後の活動を報告した

　なお、こちらは私を含め４名
　（司法書士３名と、私たちの活動に参加してくださっている弁護士が１名）

　小野寺議員は気仙沼市出身で、現在、東日本大震災復興特別委員会の委員を務めている

　議員の実家と自宅も津波により被災した

　「先生は昨年１０月５日、衆議院特別委員会での代表質問で、水浸しになったご自宅前の写真を提示されていましたが、今もまだ、あんな状態なのですか？」

　と尋ねると（私は国会中継マニアなのである）、

　「残念ながら、あのままです」

　とお答えになった

　被災地の復旧が進まないことを嘆いておられたが、一方、行政も手一杯なのでやむをえない部分もあるとおっしゃる

　たしかにそのとおりだろう

　被災者でもある小野寺議員は、私たち司法書士による巡回法律相談活動に興味津津のご様子

　お会いする前には「せいぜい１０分～１５分程度だろう」と思っていた会談時間だが、結局１時間近くに及んだ

　忙しい中、時間を割いてくださった小野寺議員に心から感謝

　議員からいただいたアドバイスをこれからの巡回活動に活かしたい