三岡 陽（みつおか よう）のブログ

　裁判所に向かう途中のラジオで、センバツ高校野球が今日開幕したことを知った

　いつもなら開幕数日前からワクワクしているのに、高校野球のことは頭から消え去っていた

　「頑張ろう！日本」 が今大会のキャッチコピーとのこと

　一方、サッカーでは東日本大震災のチャリティーマッチが開催される

　Ｊリーグ選抜チームの一員として三浦知良選手が選ばれた

　彼は誰よりも早く、真っ先に召集に応じたという

　気合い十分のカズからは、「プレーを通じて被災者を元気づけたい」 といった具合の、力強く、しかし月並みなコメントが聞かれるのかと思っていたら

　「サッカーをして本当に何かが伝わるのか分からない」

　しびれた・・・

　これほどの名言を口にする選手が日本に存在するとは思わなかった

　数々の苦難・屈辱を乗り越え今も自分の限界と戦い続けるカズだからこその発言

　被災者の現状を考えたら、軽々しい言葉など吐けるはずはない

　しかし、私は思う

　スポーツには計り知れない力が宿っている

　人生を変えてしまうようなスポーツシーンに出逢った人は数知れない

　私もそのうちの一人

　カズ、君なら伝えられるさ！

　高校野球とカズが、日本を少しでも元気にしてくれることを祈る　

　静岡地裁２０５法廷でＣＦＪ相手の過払い請求訴訟

　本人訴訟支援を行っているが、本件は「一連・分断」の争点があり、なかなか骨のある事件

　機会があったら詳細をお伝えしたいとも思っているが、本日は第１回目の口頭弁論、なお且つ被告不出廷だったので、実質のところ次回期日を決めただけ

　わずか数分で終了した

　さて、今日は午前１０時から開始の予定だったので、裁判開始の数分前に着いて原告ご本人と傍聴席で待機していた

　普段なら傍聴席には原告か被告の関係者以外は座っていないはずだが、私たちからポツンと離れて一人の男性が着席している

　書記官が 「ＣＦＪのかたですか？」 と問うと、

　その男性は

　「いえ、全くの部外者です。ただの傍聴マニアです」　とおっしゃった

　阿曽山大噴火というお笑い芸人が「裁判ウオッチャー」として有名で、エンタの神様などで裁判ネタを披露していたが、一般人の中にも傍聴マニアは存在するのだ

　しかし、１０時からの裁判は２０５号法廷では本件だけだったし、裁判と言っても前述のとおり見応えのない（？）ものだったので、さぞガッカリなさっただろうなぁ・・

☆過払い請求等に関する無料電話相談フリーダイヤル０１２０－７１４－３１６
☆司法書士法人 静岡 （旧 三岡司法書士事務所） ・静岡市葵区二番町

　東日本大震災の被害の全容は明らかになっていないが、当初の予想をはるかに上回るものになりそう

　静岡県司法書士会においても地震発生の翌日、東日本大震災・災害対策本部を立ち上げた

　私もそのメンバーの一人だが、静岡県司法書士会災害対策本部は一昨日も深夜近くまで会議を行った

　会長・副会長らも参加し、静岡県司法書士会の震災援助に対する意気込みは並々ならぬものがある

　各機関と連携し情報を集めているが、静岡県危機管理部によると、沿岸部を中心に被害の大きい地域では現地に入れない状況が続いているとのこと

　実際に私たちに出動要請が出るのはまだまだ先のことであろう

　今できるのは、はやる気持ちを抑えることだけ

　しかし、すぐにでも被災地に飛んでいきたいというのが静岡県司法書士会災害対策本部全員の気持ちだ

　微力ながら、少しでも被災者の皆さんのお役に立ちたい

　なお、静岡県司法書士会より東日本大震災についての会長声明が出されました

　静岡県司法書士会のHPをご覧ください（下記ＵＲＬ参照）

　http://tukasanet.jp/disclosure/iken_110318.html

　「埼玉県のＨ先生からお電話です」

　事務員の言葉に耳を疑った

　Ｈ司法書士とはまったく面識はないのだが、同氏の名前はよく存じ上げていた

　債務整理（特に過払い訴訟）について、何度も同氏のブログを拝見したことがあり、実際に同氏の戦略を参考にして勝訴判決なり和解なりを勝ち取ったこともあった

　私にとって、同氏は「有名人」でもあり、師匠のような存在でもある

　でも、どうして私に電話を？

　過払い請求訴訟においては満額回収（利息を含めて）を常に目標とするＨ司法書士のことだ、もしかして、私のブログで紹介している和解例に憤慨なさって、

　「中途半端な和解などけしからん！」 とお叱りを受けるのか・・・（冗談ではなく本気でそう思った）

　緊張しながら受話器を取ると、

　「〇×社に対する過払い案件を抱えているのだが、同社の傾向について教えてもらえないか」

　静岡県内に本店を置く〇×社 （もちろん消費者金融業者）

　百戦錬磨のＨ司法書士だが、さすがに「地元の利」

　同社に対する交渉・訴訟経験は私のほうが積んでいるのかもしれない

　生意気にも、私なりの傾向と対策を述べさせてもらった

　Ｈ司法書士からは丁寧なお礼とともに
　
　「今後ともよろしく」　という言葉もいただいた

　業者に対して非常に手厳しいＨ司法書士だが、一般人の（？）私に対してはとても優しいかただった（＾＾）

　良い意味でイメージが崩れた

　よし、もし今度わからないことがあったら、Ｈ司法書士に気軽に電話を入れてみようかな（笑）

　まったく頼もしいかたと知り合いになれたものだ

　しかし、Ｈ司法書士から電話をもらうなんて、ひょっとして私も有名人？！

　読売新聞によりますと、海江田経済産業相は１７日、厳しい寒さによる電力需要の急増のため、きょう夕方から夜にかけて予測不能な大規模停電が発生する恐れがあるとして、一層の節電への協力を産業界と国民に求める緊急のコメントを発表した、とのことです。

　私の父は、〇〇簡易裁判所で司法委員を務めている

　そのため、私の知らない裁判所内の秘密（？）を知っていることもある

　夕飯の席で

　「裁判官の××さん、東京に転勤だってさ。今度は刑事もやるんだって」

　と父がつぶいやた

　それを聞いた私の妻は

　「えっ！！」　と大きな声を発し、目を丸くして驚いている

　何をそんなにビックリしているのだろう

　「裁判官って、刑事さんにもなれるんですか？」

　その瞬間、間違いなく、周辺の空気が凍りついた・・・

　刑事もやる というのは、もちろん 刑事事件も担当する の意味

　刑事＝デカ ではない

　それにしても、わが妻とはいえ、その天然ぶりたるや恐るべし

　吉本新喜劇あたりにこのネタを売り込もうかと思ったほど

　まったく困ったものです・・・（笑）

産経新聞によりますと、

東京電力は１６日、１５日夜に震度６強の地震が発生した静岡県を１６日の計画停電対象から外すと発表した そうです。

　昨夜の午後１０時３１分頃、静岡県東部を震源とする地震が発生しました

　富士宮市で震度６強を観測

　県内では２０人以上が救急車で搬送されました

　東海道新幹線が一時運転を見合わせ、東名高速も一部区間で一時通行止めとなりましたが現在は解除された模様

　ここ静岡市でも震度４を観測しましたが、当事務所は特に被害を被っておりません

　東日本大震災直後とあって、一昨年夏の震度６弱（静岡市）のときよりも恐怖を覚えました

　なお、東海地震との関連はないようです　

　午後１時３０分から清水簡裁で２件の過払い請求訴訟

　私の出番の前、アペンタクルに対する裁判（過払い訴訟）を傍聴したのだが、その中で裁判官曰く

　「アペンタクルのサーバーがダウンしているので訴訟遂行に支障をきたしているらしい」

　とのこと

　サーバーダウン・・・・

　私はパソコン関係に明るくないのでこの言葉の意味がまるでわからないのだが、要するに答弁書や準備書面を作成するのに不便しているということではないか？

　もちろん、これも東日本大震災による影響だろう

　アペンタクルの本社は栃木県宇都宮市だ

　原告代理人の希望により結審となったが、裁判長の配慮により今日の法廷内での判決言渡しは避けた

　言渡し日はわからぬが（聞き漏らした）、言渡し日までにアペンタクルから弁論再開の申立があれば、裁判官はそれに無条件に応じるのではないか？

　通常、業者側の「弁論再開の申立」には応じない裁判官が多いが、今度ばかりは特別だ

　話は変わるが、今日の午後から静岡県内の一部において計画停電が実施されたそうである

　今日も島田簡裁に行った

　裁判開始数分前、事務所に電話をしようと思ったら携帯のバッテリーが切れていたので、ちょうど居合わせたＳくんに携帯を拝借し、事なきを得た

　Ｓくんは昨年の司法書士試験合格者で、現在はＫ司法書士のもとで配属研修中

　連日Ｋ司法書士に同行し、裁判を傍聴している

　まだ２０代半ばと若く、まさに前途洋洋

　少しばかり話をしたが、福島第一原発事故の話題になると彼の表情が曇った

　Ｓくんは浜岡原発のある御前崎市在住

　ニュースで聴く福島第一原発の状況がとても気になるという

　当然だ、浜岡原発も耐震性の問題が指摘されて久しいのだから

　福島第一原発の事故は、現地住民ならずとも重大な関心事

　東電の記者会見を見ていると、いつも奥歯に何か挟まっているような受け答えに思える

　被災住民の精神的不安をいたずらに煽ることを避けたい意向もあるだろう

　しかし正確な情報を的確に伝えることが副次的災害を防ぐ第一歩ではなかろうか

　さて、みなさん同様、当事務所でも昨日から積極的な節電に取り組んでいる

　暖房器具の使用を控える

　デスクを離れるときはライトを落とす、ＰＣの電源を切る

　事務所の看板の灯をともすこともしばらくやめる

　被災者に対して、誰にでも、すぐにでもできる協力はこれぐらいだ

　島田からの帰り道、ラジオからは「明日に架ける橋」が流れていた