‘様々なニュース’ カテゴリーのアーカイブ

まずは雇用創出を 「相棒シーズン9」に思う

2010 年 12 月 17 日 金曜日 投稿者:mituoka

 相棒シーズン9・第8話「ボーダーライン」を見た

 柴田という男性の死体が発見されたところから物語はスタート

 殺人事件と睨んだ杉下右京(水谷豊)は、柴田の人物像を探り始める

 柴田は36歳、独身

 派遣社員として働きながら勉強を続け、数年前、医療事務の資格を取得した

 懸命の就職活動も実らず、正社員の口にありつけない

 やがて、婚約者に見放される

 その後、派遣切りに遭い、生活保護申請も門前払いされ、空腹を満たすためデパ地下等の試食コーナーを転々として空腹を満たす

 ネットカフェに寝泊まりしながら必死に就職活動するもやはり仕事は見つからない

 遂には、生きるため、食べるために犯罪に手を染めていたことも判明する

 最終的に右京は、これが殺人事件ではなく、他殺に見せかけた「自死(自殺)」だったことを付き止めた

 「柴田さんは 社会に殺された と訴えたかったのでしょう」

 という右京の言葉が印象的

 大げさな!ここまで不遇続きの人生なんてあるまい・・・という聴視者の声が聞こえてきそうな話だが、

 何百人もの多重債務整理に携わってきた立場から、「柴田」が虚構の存在ではないことを知っている

 多重債務者の中には、身の丈に合わぬ遊興費のため、高級品を得るために消費者金融の門を叩いたような、無計画さを責められるべき人間が多いことも事実

 しかし、特に贅沢を好むわけでもなく普通の生活を送りたいだけなのに、柴田のように、あるいは柴田以上の不遇というか不運に遭い、生活のためやむを得ず借金を重ねた多重債務者もまた多く存在する

 柴田には借金は無かったようだが、彼が犯罪という手段を選ばなかったら、多重債務者への道を辿らざるを得なかったに違いない

 このドラマ、安っぽいドキュメンタリーより説得力があった

 「柴田」役の俳優さん(山本浩司さんというらしい)、はじめて見る顔だったが、素晴らしい演技力に思わず感情移入してしまう

 そして、脚本家のメッセージがはっきり読み取れる

 これは秀作、力作

 単なる刑事モノでないところに、「相棒」シリーズが10年も続いている理由があるのだろう

さて、ようやく本題

要するに、政治への不満を思いつくまま書き綴る

支離滅裂になること必至だが、ご容赦願いたい

 取れるところから取る、という姿勢の今回の税制改正

 その場しのぎも甚だしいと見る

 エコポイントの恩恵も姿を消し、そこへ持ってきて、社会主義的見地から(?)、「頼みの綱」である富裕層の首を締めれば消費は一層冷え込むだろう

 人気取りの「子供手当て」

 なぜだかこれには「社会主義的」配慮などなく、受給先の所得額に制限はない

 政治に一貫性がない、理念がない

 それに、児童虐待のニュースが絶えない現代において、給付されたお金は本当に子供たちのために使われているのか

 「大人手当て」になっているのでは?

 だとしたら、まさに血税の無駄遣い

 そりゃ現金をバラまいたほうがウケがいいだろうが、学費・給食費等の間接的支給こそが本来あるべき姿だ

 法人税「減税」なんて、赤字続きの会社にとっては無意味

 利益の出ている大企業しか恩恵にあずかれぬ

 中小企業が次々に倒産していく現状を直視してほしい

 受け皿がなくなれば雇用は当然に縮小する一方だ

 安定した雇用こそが、安定した消費を生む

 来るべき伝家の宝刀、消費税率アップも、消費ありき、ではないのか

 偉そうにそんなことを言っている当方も、皮肉なことに債務整理事件が落ち着いてきた現在、新たな人員を雇うには躊躇する

 好況を取り戻し不動産の動きが活発になって、登記事件が増えれば話は別だが・・・

 もはや民間の力による雇用創出は限界にきている

 公の力が注がれるべきはまずこちらではないか

 財源は、民主党の政権維持のために使うのではなく、雇用創出により使うべきだ

 

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クリスマスソングの定番

2010 年 12 月 13 日 月曜日 投稿者:mituoka

 クリスマスソングの定番、と一口に言っても、思い描く曲は人それぞれだろう

 私の「定番」は Do they know it’s Christmas?

 飢餓に苦しむエチオピア救済のため、英国のスーパースターたちが集合したBand Aid による名曲

 数ヵ月後、USA FOR AFIRICAも結成されたが、今も続く音楽チャリティの起源となったのはBand Aid ではないだろうか

 エチオピアの人々は毎日を生きることに精一杯でクリスマスが来たことなど気付いていないだろう、という内容の歌詞だった

 当時バブル期にあった日本だが(Do they know it’s Christmas?が発売されたのは1984年)、あれから26年経ち、様相が一変

 100年に一度の大不況に見舞われている

 クリスマスなんかに構ってられない人々で溢れかえる

 政権は代われど景気はちっとも上向かない

 みんながクリスマスを実感できる日はいつやってくるのだろうか 

THE LAST DAY を見た

2010 年 12 月 8 日 水曜日 投稿者:mituoka

 昭和55年12月、期末試験中の私は部活が休みだったのでいつもより早めに帰宅し、静岡新聞の夕刊を手に取った

 政治経済などに興味がない無邪気な(?)私はいつものようにテレビ欄から目を通した

 そして紙面を1面めくると

 元ビートルズのリーダー ジョン・レノン射殺される

 という大きな見出しが・・・

 記事に添えられていた写真は、1975年(昭和50年)発表のアルバム「ロックンロール」のジャケット写真の一部だったような記憶がある

 みなさん御存じのとおり今日はジョン・レノンの命日

 昨夜遅く 「THE LAST DAY ~誰がジョン・レノンを殺したか~」というテレビ番組を見た

 実はチャップマンはジョンのファンなどではなかったとか、CIAの陰謀だったとか、MKウルトラ計画が関係している(!)等々、なかなか興味深かった

 あれだけたくさんの状況証拠を提示されると仮説はかなり信憑性を帯びてくる

 事件発生当時には諸事情により非公開だった情報が、徐々に流出してくるのはよくある話

 しかし、真実が白日の下にさらされることはないだろう

 沼津での裁判に向かう車中、東名高速上でNHKラジオを聴いていたら、案の定ジョン・レノンの曲が流れた(スターティング・オーバー)

 しかし、曲の後にすぐにニュースが入る

 緊張を増す朝鮮半島問題でアメリカが北朝鮮の非核化を強く要望しているという話題

 ジョン・レノンが目指した「平和」は、今も理想郷の域を出ていない

ランディ・ローズのギターに感動

2010 年 12 月 7 日 火曜日 投稿者:mituoka

 アマゾンを通じて 「Tribute ランディ・ローズに捧ぐ」 というCDを購入した

 オジー・オズボーン・バンドに在籍したランディ・ローズの死後5年経った1987年に発売されたライブアルバム

 発売直後に何度も聴いたCDだったが、引越しなどに紛れて行方がわからなくなってしまった

 約20年ぶりに聴いてみた感想は、やはりランディ・ローズは凄い!ということ

 「クレイジー・トレイン」や「パラノイド」での唸りを上げるギターは今でも私の血を逆流させる(大げさではなく)

 しかし「ミスタークローリー」のソロ部分で聴かせるドラマチックな響きが彼の真骨頂かもしれない

 ランディ・ローズ独特の哀愁を帯びた音色

 クラシックギターにも傾倒していたというが、その一端が垣間見える

 オジー・オズボーン・バンドとしては2枚のアルバムを残したランディ・ローズ

 どちらも名盤の誉れ高いが、スタジオプレイよりも、ライブでのランディのほうが輝いているように思う

 同じく天才と称されたエドワード・ヴァン・ヘイレンの「完璧さ」より、「ワイルド且つ繊細」なランディのほうが好きだが、その特徴をより活かせるのがライブだったのでは

 あの飛行機事故から28年余り経つ

 生きていたら、昨日が彼の54回目の誕生日だったはず・・・

 更に渋さの増した音色を聴きたかったなぁ

今年で30回目の節目 地方馬不在のジャパンカップ

2010 年 11 月 22 日 月曜日 投稿者:mituoka

 今週はジャパンカップである

 エリザベス女王杯を快勝したスノーフェアリーが回避したものの強豪外国馬が大挙して参戦

 迎え撃つ日本勢もブエナビスタ、ナカヤマフェスタを始め最強クラスのメンバーが揃った

 一時は外国馬の参戦が減り、日本の精鋭たちも有馬記念に備え出走を見送る傾向が見られたが、近年は「競馬のオリンピック」の触れ込みに相応しいレースに戻りつつある

 早いもので今年で30回目

 私にとってはオグリキャップが世界レコードで走った平成元年(第9回)が最も強烈だが、シンボリルドルフが勝った昭和60年(第5回)も印象深い

 前走の天皇賞(秋)でまさかの敗戦を喫したルドルフが世界に向けてその実力を誇示したレースでもあるが、そのときの2着馬ロッキータイガーの好走も特筆ものだ

 ロッキータイガーは大井所属の地方馬

 桑島騎手の水車ムチに応え、不良馬場を力強く走り抜けた

 皇帝ルドルフを追っての最後の直線、

 「ロッキータイガー来る!公営の星が追い込んでくる!

 という盛山毅アナの名実況に鳥肌が立った

 今も昔も、地方所属馬が中央の芝のGⅠで好走した例はこのロッキータイガー以外に無いし、ましてや当時は中央馬さえも外国馬に歯が立たなかったジャパンカップでの劇走

 映画「ロッキー」の主人公のように逞しく、「虎」のように勇猛だった

 その後、最強牝馬ロジータなど、地方馬たちの参戦は相次いだが惨敗するケースが目立ち始め、やがて地方馬たちはジャパンカップから遠のいていく

 最後に地方所属馬がジャパンカップに出走したのはいつだったか・・・・

 私の記憶によれば、ハシルショウグンの平成5年以来、目にしていないように思う

 そして、残念ながら今年も地方馬の参戦は見られない

 ジャパンカップダート創設(平成13年)も、本家ジャパンカップに地方馬が出走しなくなった一因だろう

 しかし、第二のロッキータイガーの出現を待望するファンは多いはずである

 オグリやイナリワンは、地方出身馬であって地方所属馬ではない

 地方所属馬が中央の精鋭と外国馬を蹴散らす、究極の「ジャパニーズドリーム」を私たちは待ちわびている

東京での会議

2010 年 11 月 19 日 金曜日 投稿者:mituoka

 昨日は午後2時から、東京・四ツ谷の司法書士会館にて「法改正対策担当者会議」が行われました

 静岡県会からは白井理事と私が参加

 来年2月からスタートする新しいオンライン登記申請システムに関するものでした

 法律の知識もさることながら、それ以上にパソコンの知識がなければ着いていけない内容で、私より遙かにパソコン関係に精通している白井氏でさえ、「難しい」と頭をひねっていました

 法律もパソコンも日進月歩、毎日の勉強が大切だと新ためて感じました

とろろ汁

2010 年 11 月 9 日 火曜日 投稿者:mituoka

静岡名物 とろろ汁

 

 松尾芭蕉もあまりの美味さに一句詠んだ

  梅若葉 丸子の宿の とろろ汁

 昨夜、いつもお世話になっている知人から 「とろろ汁」をいただいた

 とろろの原料である自然薯の栽培からご自分で行っているらしい

 文句なしに美味い!

 最近小食になりつつある私だが、昨夜は3杯もとろろ飯をたいらげた

 九州出身の妻は、本格的なとろろ汁を食べるのは今回が初めて

 あまりの美味さに驚嘆の声を挙げていた(大げさな表現ではなく本当に)

 結婚してもうすぐ3年

 静岡に嫁いで良かった、とようやく思ってくれたに違いない

少額訴訟で被告の代理人を務めた

2010 年 11 月 1 日 月曜日 投稿者:mituoka

 過払い請求訴訟以外の裁判を扱っていないのでは?と思われがちですが、

 もちろん、「過払い」以外の民事裁判も扱っています

 滞納家賃の支払い請求(それに伴う家屋明渡し)、請負代金請求、登記に関する事件などが典型例

 そんな中、先日は、あまり扱うことのない「少額訴訟」の代理人を任されました

 事件の内容は「預託金返還請求事件」

 預けた18万円を返せ、という訴えです

 通常の訴訟と違い、原則として1回の期日で結審することを前提とする少額訴訟

 ほんの数十分の間で、すべての言い分を裁判官に理解してもらう必要があるので、より緊張感が増します

 今回は被告が依頼人

 依頼を受けたときに 「必ず勝てます」 と大見栄を切ったのでなおさら緊張・・・

 裁判の当日は依頼人も同席

 結果を申し上げれば、「債権債務なし」の和解 となりました

 つまり、お互いこの件に関しては何の請求もしない、という意味の和解です

 しかし、依頼人が目指していたのは「請求棄却判決」でした

 「請求棄却判決」も「債権債務なしの和解」も、依頼人が18万円を返還しないで済む点に変わりはないのですが、全面的な請求棄却判決の場合は訴訟費用を原告の負担とすることができます

 依頼人は

 提訴されたこと自体が不愉快で
 「被告」と呼ばれることも実に腹立たしい!

 とおっしゃる

 実際、法廷において依頼人は裁判所書記官に対し

 俺は「被告」なんかじゃないよ

 とおっしゃっていた

 なるほど、一般的には「被告」といえば「悪人・罪人」というイメージでしょうから、依頼人のお気持ちはもっともです

 いわば、精神的損害を被った損害賠償として訴訟費用相当額ぐらいは原告に負担をしてほしい、という感じなのでしょう

 でも、本件はやや複雑な事実関係ゆえ和解勧告を蹴れば通常訴訟に移行する可能性もあり、そうなると決着までに数カ月かかる恐れもあることを理解いただき、「和解」することを納得いただきました

 少額訴訟に関わることも稀ですが、被告の代理人になることも稀

 とてもいい経験をさせてもらいました

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秋の空

2010 年 10 月 26 日 火曜日 投稿者:mituoka

 午前中は富士、午後は清水へ

 どちらの裁判所へも車で出向きました

 今日は気持ちのいいドライブ日和♪

 あまりに気持ち良くて眠くなりそう・・・

 写真は清水簡裁の駐輪場から望む、秋の青空です

 話は変わりますが、昨晩、妻の薦めがあったので、数年ぶりに体重を測りました

 ダイエットとは無縁な生活を送ってきたおかげで、体重など気にしたこともない私が久しぶりに乗った体重計

 最近のものはデジタル表示なのですね・・・

 さて、そのデジタルは 67.8 ㎏ と表示!

 ビックリしました

 私の身長(181㎝)にしては、驚くほどの数字ではないと思われるでしょう

 しかし、おそらく学生時代と変わらぬ65kg前後を保っているはずと思っていたのでこれは驚愕の数字でした

 いよいよ中年太りが始まったのか

 体重計に乗ることが日課になりそう

 目方も、そして気持ちも重くなってきた・・・

 天高く、人肥ゆる秋

 「食欲の秋」突入に向け、気を引き締めたいと思います  

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アイフルがテレビ広告を取り止める方針を固めた?

2010 年 10 月 20 日 水曜日 投稿者:mituoka

 今日の昼休み、ネットサーフィンしていたら、次のようなニュース記事に辿りついた

 消費者金融アイフルはテレビ広告を取り止める方針を固めた。同業の武富士の経営破たんで過払い利息の返還を受けられない多重債務者が、代わりにアイフルから返還を受けようと請求してくる可能性が高まっていることなどが背景にある。複数の関係者によると、アイフルは11月から全国のテレビスポットCMを中断する計画だ。広告費削減のほか、広告による企業名の露出が多重債務者を刺激し、過払い請求を誘発することを防ぎたい狙いがあるとみられる(以下略 10月20日(ブルームバーグ))

 記事に「過払い請求を誘発することを防ぎたい」とある

 いわば、寝た子を起こさない、ということだろうか

 たしかに一定の効果が期待できよう

 しかし、現在過払い請求中の人に対しては、むしろ逆効果ではないだろうか

 いよいよアイフルもヤバいな・・・という先入観を抱いた過払い請求者(われわれ代理人も含む)は、

 「破綻したらほとんど還ってこないだろうから、そうなる前に和解して少しの金額でいいから早めに回収してしまおう」

 と思う人もいるだろう

 そうなれば、アイフルにとっては願ったりだが、

 アイフルとの和解は、返還率に関わらず、数か月先の返還しか望めない現状を鑑み、

 「和解せずに裁判をして、さっさと判決をもらおう。それでも支払いがなければ強制執行してしまおう」

 という選択肢もあり得る

 どちらかと言えば、後者が多いのでは・・・

 アイフルを始めとする消費者金融は、過払い請求を防ぐことと同時に、新規顧客を開拓し利息収入を増やすという命題も持っているはず

 その点からしても、CM中止は逆効果になろう