2009 年 6 月 1 日 のアーカイブ

義妹よ、あっぱれ

2009 年 6 月 1 日 月曜日 投稿者:mituoka

私の妻の妹は熊本県で老人介護施設に勤務しているのですが、このたび「患者様満足度大賞」を受賞したそうです。
妻によりますと彼女の勤務先は熊本屈指の大きな施設らしいので介護福祉士の人数も半端じゃないはず。患者さんや上司のかたがたの審査によって選ばれた「大賞」ですから、その価値は筆舌に尽くしがたいものでしょう。妻はわが事のように喜んでいましたし、私にとっても本当に嬉しく、励みになる知らせでした。

日本の将来に重くのしかかる高齢化社会。日本を背負っていく役目を介護福祉士は担っている。しかし、厚生労働省の扱いは看護師と同等ではなく、勤務条件もハードで離職率も高い。介護福祉士への理解を深めてもらうことが大事だ。辛いこともたくさんあるはずだが、義妹よ、これからも頑張って!遠く静岡から、義兄と実姉はあなたのことを誇りに思います。

※6月3日追記
 義妹の勤務先は総合病院で、「大賞」は医師・看護師・介護福祉士・事務員等すべてが審査対象になっているそうです。
 600人以上の中のただ一人の「大賞」だそうです。

19年越しのダービー制覇 横山典弘騎手

2009 年 6 月 1 日 月曜日 投稿者:mituoka

メジロライアン。横山典弘ジョッキーにとって特別な思い入れがある馬に違いない。平成2年の日本ダービー、少年の面影を残した若き横山はライアンを完璧に乗りこなし見事に1番人気の重責を全うした。ダービーの栄光は彼とライアンに輝くはずだった。しかし彼らの前にただ1頭、圧倒的なスピードでゴール板を駆け抜けた馬がいた。アイネスフウジン。まさに「風神」。明るいレジャー産業となった競馬新時代を象徴する「中野コール」を横山はどんな思いで聞いていたのだろうか。

あれから19年、ファンは横山がダービーを勝つことはないだろうと思い始めていた。悪いことにロジユニヴァースは前走を大敗している。今年も横山がダービーを勝つことはない。

しかし栄冠は突然にやってきた。女神は気まぐれだ。最後の直線、他馬を突き放し完全に抜け出しながらも彼は気を緩めることなくロジユニヴァースを駆った。おそらく彼の目にはさらに先を走るアイネスフウジンが映っていたのだろう。ゼンノロブロイでも、ハーツクライでも捕らえられなかった「風神」を19年越しについに差し切った、そこがゴールだったはずだ。「中野コール」は「横山コール」に代わった。

2つの世紀をまたにかけたアイネスフウジンの逃亡劇は終焉をむかえた。今は亡きアイネスフウジンもこれでようやく天国で安らかに暮らせるだろう。ライアンは種牡馬を引退後、現世で隠居生活を楽しんでいる。しかし、横山の騎手生活はこれからも続く。

同世代として、とても嬉しいダービー初制覇でした。