「分断」を反駁する強い味方 陳述書 (過払い訴訟)
2010 年 8 月 27 日 金曜日 投稿者:mituoka今日の法廷、自分の出番を待っている間、他の司法書士と武富士との過払い請求事件を傍聴した
第1取引の完済後、1年数か月の空白期間があり、武富士は「分断」の主張をしているらしい
ちなみに武富士側は欠席
裁判官は司法書士に、原告の陳述書を次回期日までに提出するよう求めた
陳述書の内容として、
①利息が高いからとりあえず一旦完済したが、取引を完全に終了させる意思などなかった
②完済した際に、武富士から「また利用してください」と言われた
の2点を必ず入れてくれ、と裁判官はおっしゃっていた
「陳述書があれば、難しい法律論なんか要らない。一連計算で判決を出すよ」
裁判官によって、分断か一連かを判断する際の着眼点は異なる
①についてだが、静岡地裁のある女性裁判官は「第一取引を終了させる意思の有無は、分断か一連かを判断する際の一要素に過ぎない」とおっしゃっていた
どうやら今日の裁判官は、「終了させる意思」を重視なさっているようだ
また、②について、今日の裁判官は
「お店で完済する際には、みんな必ず、また利用してください♪みたいなことを言われてるに決まってる。もう、来ないでね♪なんて言うわきゃないんだから」
ともおっしゃっていた
大胆な意見だが、もっともである・・・。
しかし、「難しい法律論なんて要らない」とは嬉しい言葉だ
裁判官全員が全員、今日の裁判官のような見解をお持ちなら、私たちの負担は相当軽減する
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