2010 年 10 月 22 日 のアーカイブ

武富士ショックの影響は大きい

2010 年 10 月 22 日 金曜日 投稿者:mituoka

 B社(大手消費者金融会社)の担当者より電話があった

 訴訟になっている過払い請求訴訟の和解交渉をしたい、とのこと

 その中で担当者は

 「武富士さんの件が、わたくしどもの会社にも重くのしかかっていまして・・

 と言いかけたので

 「そうでしょう、その影響で過払い請求が増えましたでしょう

 と私が遮ると

 「いえ、そうではなく、不良債権が増えたのです

 と返してきた

 武富士から入金される予定だった「過払い金」を返済原資として、B社へ一括返済することになっていた顧客が多数存在するらしい

 私に関しては、武富士を当てにしてそのような和解をB社と締結したことはないのだが、たしかにあり得る話だ

 負の連鎖か

 武富士ショックは私たちの予想をはるかに超える混乱を生んでいる

武富士には全ての過払い金債権者を公平に扱うべき

2010 年 10 月 22 日 金曜日 投稿者:mituoka

 武富士はすべての顧客の引き直し計算を完了したにも関わらず、現在過払い請求中あるいは武富士コールセンターに問合せした顧客のみを、会社更生手続の中で債権者(いわゆる「知れたる債権者」)として扱う方針と聞く

 つまり、「知れたる債権者」には東京地裁から債権届出書が届くが、過払い請求等をしていない者は、債権届出期間内に自ら届け出しない限り、過払い金の返還がまったく受けられなくなる運びだ

 それが本当ならば、まったくおかしな話である

 引き直し計算を終えたのならば、すべての過払い債権者が「知れたる債権者」のはずだ

 こんな方針を持つ会社を、果たして「更生」させる必要などあるだろうか

 静岡県司法書士会は、このような武富士の態度に断固として異を唱える予定

 なお、平成19年にクレディア(現フロックス)が破綻した際にやはり同様の問題が浮上したが、各方面の働きにより債権届出期間以後に過払い請求した顧客にも、「知れたる債権者」と同等の扱いをすることになった

静大ガイダンス(静岡県司法書士会主催)

2010 年 10 月 22 日 金曜日 投稿者:mituoka

 昨日午後1時から静岡大学にて、司法書士「静大ガイダンス」が開催されました

 毎年この時期、静岡大学人文学部法学科の協力のもと、静岡県司法書士会の主催で開かれている企画で、学生たちに司法書士について知ってもらおうという趣旨

 私も理事の一人として設営に参加
 (主に記録用としての写真を撮影する役目に過ぎませんでしたが・・)

 当会の会長・副会長はもちろん、2名の新人司法書士も登壇、司法書士の仕事や、司法書士試験の勉強方法などについて語りました

 その後に開かれた個別ガイダンス 

 学生の中にはすでに司法書士試験の勉強を始めている人もいて、多くの質問を受けました

 熱心な態度から、学生たちの本気度が窺えました

 当会副会長が壇上で述べたとおり、学生時代ほど自由な時間を作れるときはない

 今が勉強に専念できるチャンスだ

 若くて柔軟で飽和状態に達していない彼らの脳味噌は、吸収力抜群に違いない

 法律の知識において、私などはきっとすぐに追い越されてしまうはず

 そして彼らの多くは、数年後に司法書士として活躍していることでしょう