2010 年 12 月 17 日 のアーカイブ

悩ましいアペンタクル 過払い請求訴訟

2010 年 12 月 17 日 金曜日 投稿者:mituoka

 午後1時30分から静岡簡裁にてアペンタクル(旧ワイド)に対する過払い請求訴訟の第1回口頭弁論だった

 私の出番のひとつ前にもアペンタクルに対する過払い訴訟があったので傍聴

 原告代理人は弁護士

 被告アペンタクルは欠席(答弁書が提出されているらしい)

 やはり第1回弁論らしい

 裁判官は苦笑いしながら

 「第1回目ですので、やむを得ないですね、続行します

 本当はさっさと終結したいのだが・・・という裁判官の苦悩が見て取れた

 弁護士もそれに従う

 直後の私の事件も、まったく同じ手順、同じセリフで続行となった(次回は来年1月28日)

 法廷を出て、その弁護士と言葉を交わす機会を得た

 彼は若手の優秀な弁護士で(年齢はおそらく私より一回り以上若い!)、最近、偶然にも、他の事件において関わりを持っているので声もかけやすい

 「先生の受け持つ他のアペンタクルの事件はどうなってますか?

 と質問すると

 「勝訴判決を取ったはいいが、放置されている案件が多いです・・・困ってます

 大変お悩みの様子だ

 ちなみに今日の私の事件は、訴訟上の請求額は約66万円だが、現在アペンタクルから提示されている和解額は9万円(支払いは12月末だという)

 さすがに9万で和解するつもりはないが、ある程度の金額で和解してさっさと回収してしまうのも一案だ

 まさに「名より実を取る」、これもありか

☆借金問題・過払い請求等に関する無料電話相談054-251-2681
☆司法書士法人 静岡 (旧 三岡司法書士事務所)  ・ 静岡市葵区二番町

まずは雇用創出を 「相棒シーズン9」に思う

2010 年 12 月 17 日 金曜日 投稿者:mituoka

 相棒シーズン9・第8話「ボーダーライン」を見た

 柴田という男性の死体が発見されたところから物語はスタート

 殺人事件と睨んだ杉下右京(水谷豊)は、柴田の人物像を探り始める

 柴田は36歳、独身

 派遣社員として働きながら勉強を続け、数年前、医療事務の資格を取得した

 懸命の就職活動も実らず、正社員の口にありつけない

 やがて、婚約者に見放される

 その後、派遣切りに遭い、生活保護申請も門前払いされ、空腹を満たすためデパ地下等の試食コーナーを転々として空腹を満たす

 ネットカフェに寝泊まりしながら必死に就職活動するもやはり仕事は見つからない

 遂には、生きるため、食べるために犯罪に手を染めていたことも判明する

 最終的に右京は、これが殺人事件ではなく、他殺に見せかけた「自死(自殺)」だったことを付き止めた

 「柴田さんは 社会に殺された と訴えたかったのでしょう」

 という右京の言葉が印象的

 大げさな!ここまで不遇続きの人生なんてあるまい・・・という聴視者の声が聞こえてきそうな話だが、

 何百人もの多重債務整理に携わってきた立場から、「柴田」が虚構の存在ではないことを知っている

 多重債務者の中には、身の丈に合わぬ遊興費のため、高級品を得るために消費者金融の門を叩いたような、無計画さを責められるべき人間が多いことも事実

 しかし、特に贅沢を好むわけでもなく普通の生活を送りたいだけなのに、柴田のように、あるいは柴田以上の不遇というか不運に遭い、生活のためやむを得ず借金を重ねた多重債務者もまた多く存在する

 柴田には借金は無かったようだが、彼が犯罪という手段を選ばなかったら、多重債務者への道を辿らざるを得なかったに違いない

 このドラマ、安っぽいドキュメンタリーより説得力があった

 「柴田」役の俳優さん(山本浩司さんというらしい)、はじめて見る顔だったが、素晴らしい演技力に思わず感情移入してしまう

 そして、脚本家のメッセージがはっきり読み取れる

 これは秀作、力作

 単なる刑事モノでないところに、「相棒」シリーズが10年も続いている理由があるのだろう

さて、ようやく本題

要するに、政治への不満を思いつくまま書き綴る

支離滅裂になること必至だが、ご容赦願いたい

 取れるところから取る、という姿勢の今回の税制改正

 その場しのぎも甚だしいと見る

 エコポイントの恩恵も姿を消し、そこへ持ってきて、社会主義的見地から(?)、「頼みの綱」である富裕層の首を締めれば消費は一層冷え込むだろう

 人気取りの「子供手当て」

 なぜだかこれには「社会主義的」配慮などなく、受給先の所得額に制限はない

 政治に一貫性がない、理念がない

 それに、児童虐待のニュースが絶えない現代において、給付されたお金は本当に子供たちのために使われているのか

 「大人手当て」になっているのでは?

 だとしたら、まさに血税の無駄遣い

 そりゃ現金をバラまいたほうがウケがいいだろうが、学費・給食費等の間接的支給こそが本来あるべき姿だ

 法人税「減税」なんて、赤字続きの会社にとっては無意味

 利益の出ている大企業しか恩恵にあずかれぬ

 中小企業が次々に倒産していく現状を直視してほしい

 受け皿がなくなれば雇用は当然に縮小する一方だ

 安定した雇用こそが、安定した消費を生む

 来るべき伝家の宝刀、消費税率アップも、消費ありき、ではないのか

 偉そうにそんなことを言っている当方も、皮肉なことに債務整理事件が落ち着いてきた現在、新たな人員を雇うには躊躇する

 好況を取り戻し不動産の動きが活発になって、登記事件が増えれば話は別だが・・・

 もはや民間の力による雇用創出は限界にきている

 公の力が注がれるべきはまずこちらではないか

 財源は、民主党の政権維持のために使うのではなく、雇用創出により使うべきだ

 

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