2011 年 3 月 2 日 のアーカイブ

担当者がつかまらない

2011 年 3 月 2 日 水曜日 投稿者:mituoka

 大きな会社に電話を入れると

 「担当者は別の部署(あるいは支店)におります。そちらの番号を教えますので、おかけ直しください

 と言われることがあります

 私は会社勤めをしたことがないのでわかりませんが、そういうとき、電話を取ったかたが直接その部署(支店)につないでくれることは難しいことなのでしょうか?

 今日、裁判の相手方の会社に電話を入れました

 送られてきた答弁書に書いてあった2877(下4桁)という番号に電話をかけると

 「担当部署が移っておりまして、すみませんが2888へ電話してください

 と言われました

 指示通り2888にかけると

 「うちは違います。その件の担当は2877 です

 パブロフの犬よろしく、再度2877へ電話すると

 「申し訳ありません、担当部署は2888になります

 さすがの私もようやく「これではラチが開かん」と思い、2877の人(?)に、ここに辿りついた経緯を説明すると

 「それはすみませんでした。このままお待ちください、担当者につなぎます

 なぁ~んだぁ~  つなげるじゃん!(笑)

 「電話代を返してください」と言いたかったのですが、気弱な私はとても言えませんでした・・・

 電話代の話はさておき、上記は嘘のような本当の話ですが、たくさんの社員がいらっしゃると混乱してしまうこともあるでしょう

 その点、うちの事務所は大丈夫!

 支店もないし、部署なんてものもありません

 安心してお電話ください 

弁論準備手続(電話会議)

2011 年 3 月 2 日 水曜日 投稿者:mituoka

 明後日(4日)午後1時30分に第1回口頭弁論が予定されている過払い訴訟は8件ほどある

 「そのうちの2件を弁論準備手続に付します

 という連絡が今日になって裁判所から入った

 その際、担当書記官は

 「裁判官が、その2件とも被告側と事前に和解交渉をしてみてくれ、と申しておるのでよろしくお願いします

 と付言された

 民事訴訟法において弁論準備手続とは、裁判の長期化を防ぐため、口頭弁論期日外で事件の争点及び証拠の整理を行うもの

 電話会議も採用可能

 しかし、実務においては弁論準備手続内で裁判官が和解を試みることも多いので、和解交渉を急かさなくてもいいのに・・・と思いつつ、まずは O社に電話を入れてみた

 こちらから和解案を提示してみたのだが、どうやらそれにすんなり応じてくれそうな好感触

 正式な回答は弁論準備手続内において聞かせてもらうことになった

 次はA社

 最近この会社とはなかなか和解に至ることができないので、ちょっと気が重かったが、裁判官の命とあれば仕方ない

 電話口のA社担当者もバツが悪そう

 一応こちらの案を伝えたものの、案の定A社の決裁は下りなさそうな雰囲気だった

 A社との過払い訴訟は「付調停」も功を奏しないことが多いので、弁論準備手続が採用されたのだろう

 弁論準備で和解決裂となれば、おそらく裁判官はその手続内で口頭弁論期日を指定し(同じく4日)、被告欠席のまますぐに結審する腹積もりと見た

 弁論準備手続を経ていれば、仮に結審後に弁論再開の申立がなされても裁判官はそれを易々と却下できる

 裁判所も過払い請求訴訟の早期解決に向け、いろんな手法を試している最中のようだ

 さて、調停に付されることを「付調停」と呼ぶが、弁論準備手続に付されることは「付弁論」とでも呼ぶのか?それとも「付弁準」?

 どうでもいいことだが、どなたか教えてください☆

☆借金問題・過払い請求等に関する無料電話相談054-251-2681
☆司法書士法人 静岡 (旧 三岡司法書士事務所) ・静岡市葵区二番町

カルガリーの興奮

2011 年 3 月 2 日 水曜日 投稿者:mituoka

 昨夜11時頃、テレビのニュースで与那嶺要さんが亡くなったことを知りました

 巨人の名選手で、その後、中日ドラゴンズの監督を務めた人

 私は与那嶺氏の現役時代はまったく知りませんし(私が生れる前の話ですから)、彼が中日の監督をしていた時代の記憶がうっすら残っている程度です

 そんな私でさえ、彼がハワイからやって来たこと、そのため英語が得意なこと、アメリカ仕込みのベースランニングの素晴らしさ、ウォーリーという愛称で呼ばれていたこと等々・・数多くの逸話を見聞きしたことがある名選手・名監督でした

 もうひとつスポーツの話をします

 昨夜のテレビといえば、TBSで伊藤みどりさんの特集みたいな番組をやっていました

 アルベールビル五輪の「銀メダル」はたしかに特筆ものですが、私はその4年前、カルガリー五輪の感動が今でも忘れられません

 カルガリー五輪の模様が、昨夜の番組内ではほんの少ししか紹介されなかったことが残念・・・

 カルガリー五輪の行われた1988年(日本では昭和63年)当時、フィギュアスケートにはフリー演技の前日に、たしか「規定」というものがありました

 それを苦手にしていた伊藤選手は大きく出遅れましたが、フリーでは伊藤選手の魅力全開、素人目にも他選手とは明らかに次元の違うものとわかる、素晴らしいジャンプを次々に成功させていきました

 演技の途中から観客は総立ちの大興奮

 最後のスピン回転のとき、それは最高潮に達し、衛星中継の実況アナウンサーの声が聞き取れないほど大きな歓声に包まれました

 今でこそフィギュア王国となった日本ですが、当時は日本人が五輪で注目を浴びるなんて考えられず、私も伊藤みどりさんに期待などしていませんでした

 しかし、同世代で、どう見ても普通の女の子にしか見えない彼女が起こしたセンセーションに感動し、テレビ中継を見ながら不覚にも涙を流しました

 スタイル抜群の美女 カタリナ・ビット(東ドイツ)に代表されるクラシックバレエを思わせる「静」の芸術性が高得点を稼ぎやすかった時代

 そんな採点基準でしたから、伊藤みどり選手は総合で5位に終わりました・・・

 伊藤選手の得点が発表されたとき、会場から大きなブーイングが起きたことを記憶しています
 
 でも、翌日行われたエキシビション

 伊藤みどり選手はリンクに立ちました

 予定では、エキシビションに招集されるのはメダリストだけのはずでしたが、真のメダリストが誰なのかを大会関係者も知っていたのです

 伊藤選手はフィギュアを芸術から「スポーツ」に変えた、と否定的な意見を聞くこともありますが、あれだけの興奮と感動を与える彼女の演技を「芸術」と言わずして何と言えばいいのでしょう

 かつて、岡野俊一郎日本サッカー協会名誉会長がテレビのインタビューで「スポーツは芸術であるべき」と語っていましたが、伊藤さんはまさにそれを具現化したのです

 あれから23年も過ぎ、今ではトリプルアクセルを跳ぶ女子選手も何人かいるようですが、伊藤みどりさんほどキレのある、滞空時間の長い、そして何より「爽快」なジャンプを見ることは難しい

 論より証拠、みなさん、ぜひ youtube あたりで、伊藤さんのジャンプをチェックしてください