2011 年 10 月 のアーカイブ

マイルの帝王 ニッポーテイオー

2011 年 10 月 11 日 火曜日 投稿者:mituoka

 昭和62年の「天皇賞・秋」

 天皇(昭和天皇)が、はじめて競馬場でレースを観戦しました

 その記念すべき天皇賞を制したのが、このニッポーテイオー

 2着のレジェンドテイオーに、実に5馬身の差をつける圧勝でした

 「平成の帝王」が トウカイテイオーならば、

 「昭和の帝王」は このニッポーテイオーです

 彼の妹には、天皇賞の翌々週に

 エリザベス女王杯を勝ったタレンティドガールがいます

 兄妹による、G1勝利が話題になりました

 ニッポーテイオーは種牡馬としても、

 インターマイウェイ ・ダイタクテイオー ・ニッポーグランプリなどを輩出

 しかし、最近になって一気に父テイオーの名を高めた(?)のは、

 高知競馬で連敗を続けた「ハルウララ」でしょう

 天皇賞の後も、マイルCSをこれまた5馬身差で圧勝

 翌年には安田記念をも制し、通算でG1勝利を3つも重ねた「マイルの帝王」

 サクラユタカオー・ミホシンザン・ダイナアクトレス・タマモクロス・・・

 錚々たる歴代の名馬たちと、激戦を繰り広げた彼も28歳

 ここに放牧されている4頭の中では一番のおじいちゃんです

 先日この世を去ったシンボリルドルフより2歳年下ですが、

 サッカーボーイよりは2歳年上

 のんびりと草を食み、好々爺という言葉がピッタリのテイオー

 いつまでも長生きしてほしいと願います

ヒシマサル

2011 年 10 月 11 日 火曜日 投稿者:mituoka

 ヒシマサル

 父に、アメリカの伝説的な3冠馬・セクレタリアトを持つ超良血です

 現役時代のレースでは、いつも、のそっとスタートするので、

 道中はずっと一番後ろ

 でも、最後には必ず爆発的な追いこみを見せて、

 きさらぎ賞・毎日杯・京都3歳特別と、重賞を3連勝

 しかしシンコウラブリイ相手のNZT4歳Sでは追いこみも届かず2着・・

 シンコウラブリイに敗れてからは、

 結局一度も勝利の美酒を味わうことはできませんでしたが、

 個性派として、かなりの人気を集めました

 現在のヒシマサルは、かなりの甘えん坊

 「草をちょうだい♪」 と、

 首を上下に振ったり、足を何度もかき込んだりして、

 おねだりを続けました

 ずっと、私たちの傍を離れません

 こんな気性だから、スタートでボ~っとして、

 後手を踏んでいたのでしょう

 たまらなく可愛いヒシマサル君なのでした

 私たちが引き上げようとしても、

 さびしそうに、ずっとこちらを見つめていました(写真上)

 いつか、きっとまた来るよ ヒシマサル

ダイユウサク

2011 年 10 月 11 日 火曜日 投稿者:mituoka

 鼻ずらに走る、特徴のある白い流星

 そう、彼こそが、あのダイユウサクです

 ダイユウサクだけは、なかなか近寄ってきてくれません・・・

 「員数」扱いだったはずの有馬記念(平成3年)で、

 あのメジロマックイーンを差し切っちゃった(?)ダイユウサク

 単勝配当は130倍を超えました

 その後は一勝もできず、「一発屋」として名を馳せたダイユウサクですが、

 京都金杯を含む3連勝をマークしたこともある実力馬です

 スプリントから2500Mまで、幅広い距離で活躍しました

 水を飲みながらも、こちらを睨みつけるダイユウサク

 「ほっといてくれ!あっちに行け!」 と言わんばかりに

 後ろ脚で、何度も蹴り上げる仕草を見せました

 そんなに怒らないでくれよ、ダイユウサク

 きっと、熊沢重文ジョッキーも苦労したんだろうなぁ(笑)

 ダイユウサクは、あのオグリキャップと同級生

 とても26歳とは思えぬ元気なダイユウサクを見ることができて、

 安心しました

ウイニングチケット

2011 年 10 月 11 日 火曜日 投稿者:mituoka

 先日、北海道に行ってきました

 そして、たくさんの名馬たちに会ってきました

 まず、今回ご紹介するのはウイニングチケット

 現在は、北海道浦河の「AERU」にいます

 そこでは、チケットをはじめ、

 ニッポーテイオー、ヒシマサル、ダイユウサクの4頭が放牧中でした(写真上)

 これだけの名馬たちを一挙に見ることができるとは・・・

 私の頬は緩みっぱなし、でした

 チケットが平成5年の日本ダービーを勝ったのも、今や18年前の出来事

 最後の直線、ビワハヤヒデに迫られピンチに陥りましたが、

 そこから信じられない二枚腰を発揮して粘り切り、

 遂に栄冠を勝ち取ったウイニングチケット

 柴田政人ジョッキーに、初めてのダービーの栄冠を捧げました

 4頭の中で、真っ先にこちらに来てくれました

 その後は、ご覧のとおり、ずっと草を食んでいました

 あの激闘の疲れはもう癒えただろうか・・・

 ウイニングチケットよ、のんびり余生を過ごしてくれよ

CFJとの過払い請求訴訟 タイヘイからの債権譲受

2011 年 10 月 7 日 金曜日 投稿者:mituoka

 原告Aさん、被告CFJ合同会社の過払い金返還請求事件

 私は原告の訴訟代理人を務めている

 今日10時30分から、第2回口頭弁論が開かれた

 CFJから開示された取引記録によると、

 両者間の取引は以下のとおり3つ

 ①平成2年1月~平成4年4月
 ②平成4年8月~平成7年12月
 ③平成9年9月~平成17年1月

 私は、3つの取引の過払い金を「一連計算」で算出

 約145万円(利息を含む)の過払い金返還請求訴訟を提起した

 「一連OR分断」の争点が出てくることは予想していた

 しかし、この事件には、もうひとつの争点が隠れていた

 この取引、当初の貸主はタイヘイ株式会社だったのだが、

 平成14年2月、同社からCFJ合同会社へ債権譲渡がなされた案件らしい
 (そうした事実は、CFJから提出された答弁書・書証によって明らかになった)

 CFJは答弁書において「主位的主張」と「予備的主張」を繰り広げている

【主位的主張】
 ・本件は3つの取引に分断されるため、①②における過払い金は時効消滅する
  → 過払い金は約24万円に過ぎない

【予備的主張】
 ・債権譲渡を受けたが、過払い金返還債務については引き継いでいない
  → 過払い金は約44万円に過ぎない

 主位的主張が認めれると、①②取引で発生した過払い金は時効消滅し、

 ③開始時からの引き直し計算上の金額が過払い金となる

 また、それが認められない場合でも(一連だとしても)、予備的主張によれば、

 債権譲渡時に既に過払い状態であるため、

 譲渡時以降にAさんからCFJへ振り込まれた全額だけが過払い金となり、
 (譲渡時以降、AさんはCFJから貸付を一切受けていない)

 当初の請求金額よりも激減してしまう

 主位的主張に対しては、実質上「一連」であることを立証していくだけだが、

 困ったのは予備的主張

 本件と同様の事例において

 「CFJは過払い金返還債務は引き継がない」旨の最高裁判例がある

 今後の方針は検討中だが、

 主位的主張に関してのみ争い、

 別件でタイヘイに対する訴訟を提起することになるか・・

 タイヘイとの裁判においても、①②③の一連性が争われることになろうから、
 (当事者・係争物が異なるので、当然ながら「二重起訴の禁止」には触れない)

 まずは本件で、「一連」判決を勝ち取っておきたい

 第3回口頭弁論は11月4日に開かれる

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皇帝シンボリルドルフ逝く

2011 年 10 月 5 日 水曜日 投稿者:mituoka

 私が競馬を知るきっかけになった馬が死んだ

 昭和60年の10月

 先輩にそそのかされて、天皇賞の馬券を買った

 生まれて初めてのギャンブル

 怖かったが、先輩の言葉を信じた

 「大丈夫、このレースは簡単だ」

 なんでも、史上最強馬が出走しているらしい

 その馬から流せば確実に当たる

 レースが始まってから、緑の勝負服ばかりを目で追っていた

 最後の直線、「緑」が先頭に躍り出た

 やっぱりな、先輩はすごいや、この馬は強いんだ

 しかし、ラスト200m

 大外から、黄色地に黒いストライプの勝負服が物凄い勢いで差してきた

 「うゎ!なんだぁ?この馬!」

 先輩が叫んだ

 「アッと驚くギャロップダイナ!」

 アナウンサーも叫んだ

 史上最強馬が、当時無名だった13番人気の馬に負けたのだ

 その後、ルドルフはジャパンカップと有馬記念を噂に違わぬ強さで圧勝した

 ギャロップダイナに負けた直後の馬房で、

 大粒の涙をこぼしたというルドルフの、男の意地を見た

 彼が引退してからも競馬界には

 ミホシンザンやサクラユタカオーという名馬が次々に出現し、

 私はますます競馬にハマっていった

 一方、もちろん、ときどき馬券を買ったが、馬券にハマることはなかった

 それは、初めて買ったレースが、あの天皇賞だったから

 ギャンブルに絶対はない、という教訓をルドルフから授かった

 オッズではなく、サラブレッドの美しさ・血統の不思議さを通して

 競馬を見続けることができたのは、ルドルフのおかげだったろう

 私にとっては「皇帝」ではなく、「師匠」というべき存在

 シンボリルドルフ先生、安らかに

御親戚ですか?

2011 年 10 月 4 日 火曜日 投稿者:mituoka

 今日は、私は裁判所に出廷する予定はなかった

 その代わり(?)、父が久しぶりに裁判所に行った

 私の父(同じく司法書士)は、司法委員に任命されているが、今年の3月から体調を崩し、裁判所から遠ざかっていた

 司法委員とは、簡易裁判所の民事事件において、和解などに関与する仲裁人のようなものだ

 法廷では裁判官の隣に座り、原告・被告・傍聴人より一段高いところから見下ろしている

 さて、今日の法定は、4月から静岡に赴任してきた裁判官が担当だったらしい

 その裁判官と父とは初対面

 裁判開始前、父が裁判官に名刺を渡すと

 「みつおか?三岡先生の御親戚ですか?

 と言われたとのこと

 今までは、私が「三岡の息子」と自己紹介する機会が多かった

 しかし、少なくとも裁判所では、父よりも私のほうが有名人になったか?(・・なんて偉そうに書いたら、父に叱られそうだ 笑)

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