民法(債権関係)の改正に関するシンポジウム
2012 年 6 月 18 日 月曜日 投稿者:mituoka土曜日の13時~17時半までの4時間半にわたり、
静岡県司法書士会館において標記の研修会が行なわれた
第一部の講師として、筒井健夫氏(法務省大臣官房参事官)と、
内田貴氏(法務省経済関係民刑基本法整備推進本部参与)にお見えいただいた
筒井氏はいわば民法改正の「責任者」であるし、内田氏は高名な法学者でもある
また、第二部には静岡大学の宮下修一教授にも参加いただいた
豪華な先生方の話が聴けるとあって、あいにくの天気に関わらず、
ビックリするほどたくさんの司法書士が集まった
私の席の周辺を囲んでいた大半が、初めてお見かけする司法書士だった
静岡県下にはこんなに大勢の司法書士がいるのか!・・・と驚いた(笑)
さて、講義の内容であるが、期待に違わぬ興味深いものだった
今般の民法改正は、特に契約に関する部分について行なわれる
条文だけでは十分に運用されない現行民法に、
判例法理を明文化する形で補足しようという試みだ
民法の名宛人は誰なのか? ・・・ 改正の理由はそこにある
要するに、市民にわかりやすい民法を作ろうということ
私たち法律実務家も、一層、市民に寄り添った存在になることが必要だ