悪質業者フェザーの布団訪問販売 アプラスと和解
2012 年 6 月 19 日 火曜日 投稿者：mituoka平成１７年の夏、Ａさん宅にフェザー㈱と名乗る男二人が訪問した
「布団のクリーニング業者ですが、この周辺を担当することになりましたので簡単なご挨拶に伺いました」
ところが、いつの間にか二人は勝手に部屋に入り込み、
あっという間に押入れの中の布団を全部出し、「検査」し始めた
カビが生えてるぞ！子供の健康を害する！早く布団を買い替えろ！
クリーニング業者だったはずが、いつの間には布団の押し売りに・・・
ダニが出るぞ！喘息になるぞ！子供がどうなってもいいのか？母親失格だ！
二人は数時間、居座り続けた
恐怖を覚えたＡさんは、
ついに羽毛布団、羽毛枕、布団カバーを数セット購入してしまう
合計で約１３４万円という、あまりに高価な買い物・・・（価格自体、適正なものではないだろう）
信販会社アプラスのクレジットを利用させられた
当事務所にＡさんが相談にお見えになったとき、残債はまだ約７６万円ほどあった
フェザー㈱という会社は「その道」では悪名高い業者
世間に叩かれ始めると逃げるように本店移転を繰り返し、
現在では連絡さえ付かない状態（登記簿上では青森県三沢市に本店を構えているが、１０４番で調べても電話番号登録をしていない）
そこで私はアプラスに対し、内容証明で「支払い停止の抗弁権」を主張した
これは割賦販売法３０条の４に基づくもので、とても乱暴な言い方をすれば、
『フェザーとの売買契約は強迫により無効だから、
今後はアプラスに対しても一切支払うつもりはありません』 という主張だ
後日アプラスから電話が入り、アプラス側が債権（７６万円）を全面的に放棄する旨の和解を締結した
欲を言えば既払い金を取り戻したいところだが、本件に関してはこれが精一杯である
一応終局となったが、もちろん、被害に遭っているのはＡさんだけではない
悪質業者に無理やり買わされた布団などの代金を、
悔しさを押し殺し、信販会社に支払い続けている被害者も多いはず
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