債務整理CMの功罪
2012 年 8 月 29 日 水曜日 投稿者:mituoka今朝の静岡新聞の社会面。
弁護士・司法書士による債務整理顧客「獲得合戦」についての記事が掲載されていた。
CM等による競争の激化が、法律サービスの質の低下につながることを憂いている。
総じて、CMに否定的な論調だ。
しかし、多重債務者の中には、CMを通じて、はじめて「過払い金」「グレーゾーン金利」の存在を知ったかたもたくさん存在する。
つまり、大手事務所は(結果的にではあるが)その事務所の存在だけではなく、「過払い金」そのものを宣伝してくれた。
諦めかけていた多重債務者たちに、救われる道があることを教えてくれた。
CMが演じた役回りは、何も悪役だけではないのだ。
もっと言えば、そうしたCMのおかげで、私のところのような田舎の小さな事務所だって簡易なホームページをこしらえさえすれば、いわば「寄生虫」のように、債務整理事件を受注し続けることができた。
「ラジオで東京の事務所のCMを聴いて、自分にも過払い金があるかもしれないと思ったけど、頼むなら近いほうがいいのでネットで検索してみたら、おたくに行き着いた」
今でもそう言って、うちの事務所を訪れる顧客は少なくない。
そうした意味では、CMに感謝しなければいけない、とも思う。
記事が説くように、やりすぎはよくない。
だからといって、おさえつければいいというものでもない。
むずかしいな。
孔子さん、「中庸」の加減を教えてください。
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