2013 年 4 月 3 日 のアーカイブ
ティー・アンド・エスという会社
2013 年 4 月 3 日 水曜日 投稿者:mituoka昨夏、Aさん宅に 『訪問に関するご連絡』なる文書が届く。
差出人は 株式会社ティー・アンド・エス。
「貴殿は当方より再三再四に渡り送付しております通知に対し、何等誠意を示して頂けませんでした。従いまして、このまま同様の対応では任意に御支払頂けると考えられる余地が無いと判断致しました。そこで我々は、貴殿に対する債権の支払を求めるべく訪問・集金に移行させて頂くことになりました・・・(後略)」
要するに、「このままではラチが開かないから、訪問するよ」という脅しである。
(その後、実際Aさん宅にティー・アンド・エスが来訪したのかは不明)
たしかにAさんは約11年前、アエル㈱から借金をした。キャッシング・リボルビング払いだったが、数回しか支払いをせず、10年以上そのまま放置していた。
(ここからはティー・アンド・エスの文書に寄るのだが)その後、平成23年7月29日アエルは㈱クリバースに債権を譲渡、そして同年11月28日にクリバースはティー・アンド・エスに譲渡したらしい。
とうの昔に時効消滅している債権。
そんな腐りきった債権を譲り受けるクリバース、そしてティー・アンド・エスは相当なお人良しだ。
さて、これだけで話は終わらなかった。
今年3月21日、今度はなんと、Aさんのお母さん宛てに文書が届く。
「突然お手紙させて頂く失礼をお許し下さい。(中略)Aさんの件で御座います。当社は(中略)御本人様がある会社と契約した書類を引き継いだ会社になります。(中略)お手紙等差し上げておりますがいまだご本人様とのお話合いができておりません。ご本人様に関するどんな些細な情報でも構いませんお寄せ頂けませんでしょうか(後略)」
10年以上ほったらかしにしておいたAさんは、道徳的に非難されよう。
しかし、法律的には支払い義務など無い。
ましてや、お母さんはまったくの部外者。
まったく、「何をか言わんや」である。
本件は、例によって、消滅時効援用の内容証明を送れば決着するはずだ。
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