コラム
王監督が辞任会見
2008/09/24
福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督が辞任会見を行いました。14年間の監督生活に別れを告げました。これだけ長い間プロ野球の監督が交代しないというのはとても珍しい。オーナーや選手、ファンからの信頼が絶大であったことの証明です。求道者のように努力を重ね、世界のホームラン王になった自分に厳しい王さんですが、それと裏腹に他人には優しい謙虚な人柄がにじみ出ている会見。本当にお疲れさまでした。
王監督はホークスを常勝チームに引き上げた功績はもちろん、WBCでも日本を世界一へと導いた名監督です。巨人の監督時代の評価はイマイチだったのですが、この14年間で「名選手は名監督にあらず」という常識を見事に打ち破りました。できれば、来春開催されるWBCの日本代表監督は引き受けてもらいたいと思います。
後任は秋山幸二氏が有力視されているそうです。二軍監督として地道に充分なキャリアを積んできた秋山氏に期待します。