コラム
久しぶりの裁判
2008/05/23
本日の午前中、静岡簡易裁判所第1号法廷において、私が代理人(弁護人)を務める民事裁判が開廷されました。ここ最近は不動産売買決済の立会い、登記事件、債務整理などに追われていたせいもあり、法廷に立つのは数ヶ月ぶりです。静岡の司法書士有志からなる「訴訟勉強会」に所属しているくせにお恥ずかしい話です。
内容は売掛金請求事件。約130万円の支払いを求めるものです。被告が出廷しなかったこともあり、ほんの数分で結審しました。
昨年はある裁判において私が法廷で証人尋問を行ったこともありました。なかなか珍しいことでした。しかし、そのようなケースは稀で、大抵の裁判は長くても10分程度で終了します。みなさんがテレビドラマで見る裁判はそのほとんどが刑事事件の裁判ですので手に汗握る局面が多く出てきますが、民事事件の場合は訴状・答弁書・準備書面といった裁判所へあらかじめ提出している書類によってほぼ決着が着いているのです。
裁判を終え、裁判所の外へ出ると、駿府公園のまぶしい緑と真っ青な空に爽やかな春風。とても気持ちがいいものでした。そういえば、裁判所に入ったのはわずか30分ほど前。そのときは景色や陽気を感じる余裕はなかった・・・。小心者の私は久しぶりの裁判を前に相当緊張していたのかもしれません。