コラム
若手弁護士、「3000人」見直し派94.5%
2008/08/05
8月1日付法律新聞によると、弁護士有志グループが若手弁護士にアンケート調査を行ったところ、回答者の94.5%が司法試験合格者3000人への増員政策を見直すべきとしているらしい。増員を大いに推進すべきとする声は1.6%にすぎなかったという。適正な合格者数を「1000人以下」とする声が多いらしいです。
この記事には増員反対の理由が書かれていません。以前にも書きましたが、ただ単に既得権益を保守するための反対ならばおかしい。私たち司法書士にとっても弁護士増加は対岸の火事ではありません。民事訴訟・債務整理の分野では現段階でもモロに競合しておりますし、弁護士増加により弁護士の登記業務進出が今後顕著になることも危惧されています。しかし、ただ単に私たち目線で語るのではなく、国民の視点から物事を考えていただきたいと思います。