コラム
63回目の原爆の日
2008/08/06
広島は今日、63回目の「原爆の日」を迎えました。平和記念公園では市主催の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれ、被爆者や遺族、市民、福田康夫首相ら約4万5000人が参列しました。
私が初めて原爆資料館を訪れたのは4年前。歴史の教科書やテレビで教わったものとは違う「原爆」を知りました。数々の資料は、原爆の恐ろしさはもちろん、被爆した人々を取り巻く多くの人間模様を語っているようで、人間愛の深さ・切なさ・悲しさをも知ることができました。私にとってかなりショッキングな体験でした。
今日の式典で子供代表は「何も知らなくては平和は語れない。ヒロシマで起きた事実に学び、伝えていく」と誓ったといいます。これはほんの少し前の日本で起こった出来事です。風化させるにはまだまだ早すぎます。