コラム
アメリカ大統領が参列する日が来てほしい
2008/08/06
「原爆の日」の今日、広島市の平和記念公園で市主催の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」が営まれ、今年は中国の大使も初めて列席したといいます。
しかし、原爆を投下したアメリカ合衆国の大統領は、これまで一度も広島と長崎を訪れたことはない。原爆の悲惨さを知ろうともしない国が北朝鮮の非核化を迫っているのも変な話だ。「戦争を終結させるための手段」がアメリカの釈明。歴史的に見ればそれは正当化されよう。しかし、お茶の水大学教授・外山滋比古氏が述べるようにカメレオンの本当の色は何色だという問いに正解はない。物事の真実はひとつだけではないのだ。「ほかに手段はなかったのか?大量虐殺したことに変わりはない。」という意見も正当化されよう。一日も早く、アメリカ大統領が広島・長崎を訪れる日が来てほしいと願います。