コラム
ギャンブルにハマる理由（多重債務・借金問題）
2008/08/27
昨日アメリカのテレビドラマを見ました。そこに出てくる主人公の女子大生は大変真面目で優秀。しかし、ギャンブルに手を出し、親の仕送りを使い込み、自殺してしまうというストーリー。
彼女は数学系の学部に通っているのですが、確率論を持ち出し「ポーカーは長い目で見れば収支は必ずプラスになるはず」、という確信を抱いて、いわば「バイト」感覚でギャンブルにハマっていきます。ポーカー場に通い続ける。しかし、なかなか計算通りにいかず負けを重ねていき、彼女は「運が悪い。計算上ではそろそろプラスに転じるはずなのに・・・」と神を恨みます。大負けした夜、ポーカー場で出会った男に借金を申し込むが断られ、絶望し自ら命を絶つ。
日本ではポーカーは合法ではないので、わかりやすい例をあげれば「パチンコ」。パチンコにハマる人たちもドラマの主人公同様「今日は負けてしまったが明日、あるいは明後日は大勝ちするさ」と金をつぎ込む。運がよければ目論み通りになるが、ツキに見放されれば借金地獄に陥る。友人に金を借り、返せなくなると連絡を絶ち、そしてサラ金に手を出す。金も失うし、友人も失う。私の知人にも似たような遍歴を辿っている男がいます。早く目を覚まして欲しいと思いますが・・・。
若い多重債務者はパチンコその他のギャンブルが原因と見られる人が少なくないと考えます。負けてばかりでもたった一度の大勝ちの快感が忘れられなくなる。私もそんな経験がないわけでもない・・・・。昨夜のドラマを見て、世の東西を問わずギャンブルというものは麻薬のように普通の人の経済面そして精神面までも蝕んでいくのだなぁと感じました。
